Q. bebeさんからの疑問
「素朴な疑問」なんですけど、空にかかる虹についてです。
虹の掛け橋の下をくぐることができるんでしょうか? また、くぐれるとしたら真下から見える虹はどんなふうに見えるんでしょうか?
A. なおいさんから
19年ほど前、友人とスコットランドの田舎道を走っていたときの話です。進行方向に大きな虹が目に入ってきました。車が進むにつれてどんどん虹に近づいていきます。
「もしかしたら虹の下をくぐれるかもしれない!」
と、小さい頃願ったことはあっても、今まで一度も体験したことのないことへの期待が、近づくにつれてだんだんと高まってきました。でも、虹の下をくぐったなんてことは聞いたことがない。
「もしかしたらすぐ脇を通れるだけかもしれない……」
と思っていたら、なんと虹の下を車が通り抜けていきました。それも虹の始まりのすぐ脇を通って。
私にとって、本当に感動的な体験でした。そのとき、「架け橋」の反対側は遠くに見られましたが、上の方ははっきり見えなかったように記憶しています。
今思い出しても、スコットランドってほんとうに神秘的なところだなと思います。
★おおお! くぐれるのか〜〜!!??(星田)
A. MONKさんから
私も、今年の5月頃三重県(志摩郡浜島町桧山路)にて同様(虹の始まりのすぐ脇を通る)の経験があります。不思議感覚状態となり、とても上を仰ぎ見る余裕は無かったです(今度じっくりと観察したいと思います)。
ps:虹の始まりをじっくり見ようと一度止まり近寄ったのですが、なぜか見えなかったことをおぼえています(ちなみに49年間ではじめてです)。
★おおお! またもや、くぐれるのか〜〜!!??(星田)
A. nWo検校さんから
普通に考えれば無理ですね。
虹は太陽を背にして前方に雨粒が散っているときだけできるわけですから。
A. やっくんさんから
虹というのは大気中の水蒸気に当たる光の反射を見るものなので、すくなくとも自分から見て水蒸気の向こう側に光源(太陽)がある場合は、見ることはでき来ないはずです。だから下をくぐることは不可能だと思います。
ただ普段は半円状にしか見えませんが、飛行機から見ると円形に見えるとは聞いたことがあります。
A. kaikazuyさんから
問題1 虹が見える条件としていちばん重要なものは角度である。つまり角度が変化してしまうと虹は消えてしまう。よって角度を維持したまま虹に近づいていったとすれば、虹との距離は永久に縮まらないことがある。蜃気楼のように、どれだけ歩いても近寄ることはできないかもしれない。
問題2 次に重要なのは距離である。虹は光が一点から分光したものなので、近寄るにつれ7色のずれが小さくなりやがて消えてしまう可能性がある。光は色が重なり合うほど透明になるからである。
問題3 虹が見える角度は常に一定である。つまり虹を横から見たり、縦から見たりすることはできない。よって虹のはじまりのすぐ脇を通ったというのは疑わしい。
問題4 虹の大きさは光が分光した位置によって異なる。雨が上がったあとならば大きな虹ができるし、庭に水をまいたあとならば小さい虹ができる。よって移動しながら同じ虹を見続けるのは困難である。
さらなる問題 そもそも「くぐる」の定義があやしいといえる。たとえば45度の方向に虹が見えた場合、振り返ると135度になってしまう。このような広い角度で虹が見えることはありえない。よって虹をくぐり抜けたあと、振り返って虹を確認することはできない。振り返って確認することができないにもかかわらず、虹をくぐったと言えるのか疑問である。
くぐる方法 二人一組になり、一人は虹を見つめておく。そしてもう一人が虹に向かって歩いていくと、立ち止まっている人からは虹をくぐったように見える。
A. ツクヨミさんから
不可能という答えがたくさんありましたが、私は虹の根っこ(?)を見たことがあります。
半円の端というべきか、虹と地面の接触面というべきか、虹の生えている箇所(起点)というべきか分かりませんが、地面から上空に虹が立っていました。
遠くから見ると普通の虹だったので、「くぐるのは可能」というのが私の見解です。くぐるときに上空に虹がはっきり見えているかは分からないのではありますが……。
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