Q. すずきさんからの疑問
赤ピーマン、黄色ピーマンは、赤いパプリカ、黄色いパプリカとは別の物なんでしょうか?
パプリカは肉厚で、甘くとってもフルーティーですが、赤や黄色のピーマンはやっぱり普通のピーマンのように苦いんでしょうか?
それともそれらは全く同じ物で、パプリカを「赤ピーマン」「黄色ピーマン」として売っているだけなんでしょうか?
A. Happyさんから
家庭菜園が趣味の夫曰く、「パプリカはシシトウの仲間」とのこと。それだけでは納得がいかなかったので、ちょっと調べてみました。
パプリカ 学名:Capsicum
annuum cv.
ピーマン 学名:Capsicum annuum var.
angulosum
シシトウ 学名:Capsicum annuum var.
angulosum
つまりパプリカはシシトウやピーマンの仲間で、品種が違うだけなのです。シシトウやピーマンは苦みがありますが、パプリカは肉厚で柔らかく、甘みがあるのが特徴です。ちなみに香辛料のパプリカは,ピーマンの一品種の熟して赤くなったものを乾燥させて粉末にしたものだそうです。
そうそう、普通の緑色のピーマンも、収穫しないでほおっておくと赤くなるんですよ(食べたことはないので、味がどうかはわかりませんが……)。売っている赤ピーマンはどんな風に作られているのでしょうかねぇ。
★「品種が違う」ということは、お米で言ったら、「こしひかり」「ささにしき」ってことですよね。(星田)
A. かまさんから
下記のサイトで調べたところ、唐辛子・パプリカ・ピーマンの学名は属・種まで同じものでした。
パプリカのサイトに説明が有りますが、それぞれ品種のレベルで違うものであるとのことでした。
唐辛子 :Capsicum
annuum
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/tougarasi.html
パプリカ:Capsicum
annuum cv.
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/paprika.html
ピーマン:Capsicum
annuum var. angulosum
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/piment.html
なお、三命名法の学名(パプリカやピーマン)の場合、cv.は栽培品種、var.は変種をあらわすそうです。
A. ももさんから
普通パプリカと称して売られている赤や黄のものもピーマンの一種で、普通のピーマンより肉厚の種類のものです。あれは熟させてるからで、緑のものもありますよ(確かカリフォルニア種といったと思う)。
普通に売っているあの緑のピーマンも未熟の状態で収穫したもので、そのまま完熟するとやっぱり赤くなります。安く売ってる赤ピーマンはこれが多いみたい(店によってはこれもパプリカと称して売ってるとこもあるみたい)。
味はどちらも緑のものより甘いですよ。
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