--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.071 (2000.11.18)

Q. まさみさんからの疑問

 質問があります。食パンの端の所を「ミミ」って言うのはわかるんですけど、真ん中の白い部分は何というのでしょうか?
 食パンを食べるたびに、気になって仕方がありません。教えてください。


A. masakimさんから

「パンの真ん中の白い部分」は何というのか? まず「パンの耳」を和英辞典で調べてみました。

  パンの耳 the crust of a piece of bread
      (『プログレッシブ和英中辞典 第2版』)

 次に"crust"を英和辞典で引くと、反対語"crumb"が載っていました。そこで"crumb"を引くと……、

  crumb (柔らかい)パンの中味,芯 (『リーダーズ英和辞典 第2版』)
  crumb パンの身,柔らかい部分 (『ニュープロシード英和辞典』)

と出ていましたが、すべて説明的な訳語です。
 さらに調べてみて適切な名称が判明したらお知らせします。

A. うにうにさんから

近所のなじみのパン屋さんに聞いてみたところ、
「名前ってあるんですかねえ。聞いたことない」
とのことでした。とりあえずお知らせまで。

 

A. ぷらぷりさんから

「ミミ」を辞書で引いてみたところ、「人の耳のように物の左右についている物」という意味で使われることもあるようで、例として「鍋の耳(取っ手のこと)」というのがありました。本体が「鍋」、取っ手が「ミミ」です。
「パンのミミ」という場合の「ミミ」という言葉の用法は、これに類似的なものだと思うます。
 つまり、本体の白い部分が「パン」、周りの部分が「ミミ」。これではダメですか?

A. WWWFさんから

「食パンのミミ」というくらいですから、真ん中は食パンなのでは?
 したがって、「食パン」を買うということは、「食パン+ミミ」を買っていることになるのだと……。
 なんか、単純ですが、いかがなものでしょう?

A. 村中さんさんから

 根拠なく、全くの出まかせで申し上げれば「パン」ではないでしょうか(^_^;)。
 野球の「サウスポー」なんかは、その語源はともかく、左投げの投手が絶対的に少なかったがゆえの「特別な呼称」です。左投げを「サウスポー」と呼ぶからと言って、ノーマルなパターンである「右投手」を特別に呼ぶことはまずあり得ませんし……。
 まず「パン」ありきで、あまり人気のない(不要?)な箇所が俗称で「ミミ」「かす」などと呼ばれているだけの気がします。お肉のヒレやロースとは違うと思うんです。
 くりかえしますが、根拠は全くありません。

なるほど……。上記の3名の方の回答をもとにして、こう考えてはいかがでしょうか。
 白い部分が「食パン」なのではなく、全体が「食パン」。その一部として、周りの部分を「ミミ」と呼ぶ。これで、一応、一件落着ということに。
 ……と思っていたら、なんと、次の回答が届きました。(星田)

A. ごっちさんから

 実は、この疑問、パン会社のHPを探したのですが大手のパン会社のHPはほとんど無く、結局、製粉会社で作っている組合に問い合わせました。
 ミミの部分を「外皮(がいひ)」といい、白い部分を「内相(ないそう)」といいます。
 でも、こんな名前を知っているのは、パン作りの技術を勉強している人ぐらいのようです。ふつうのパン屋さんは、こんな名前は知らないと思います。つまり、あまり知られていない「名前」なのです。
 ちなみに私の住んでいる京都ではパンのミミのことを「ヘタ」と呼ぶこともあります。

A. チコさんから

 そっかー、みんな気になってるんだっておもしろく思いました。
 ごっちさんので、あってます。
 フランスパンでは、外皮はクラスト、内相はクラムといいます。フランスパンは他のパンと違って、クラスト、クラムがポイントです。それでいいパンかどうか判断できるからです。
 だから、食パンはあまり呼ぶことはないんですけど、目が詰まっているとか、穴があいたとか、腰折れとか、そんなことは話します。