Q. まさみさんからの疑問
質問があります。食パンの端の所を「ミミ」って言うのはわかるんですけど、真ん中の白い部分は何というのでしょうか?
食パンを食べるたびに、気になって仕方がありません。教えてください。
A. masakimさんから
「パンの真ん中の白い部分」は何というのか? まず「パンの耳」を和英辞典で調べてみました。
パンの耳
the crust of a piece of bread
(『プログレッシブ和英中辞典
第2版』)
次に"crust"を英和辞典で引くと、反対語"crumb"が載っていました。そこで"crumb"を引くと……、
crumb (柔らかい)パンの中味,芯 (『リーダーズ英和辞典 第2版』)
crumb パンの身,柔らかい部分 (『ニュープロシード英和辞典』)
と出ていましたが、すべて説明的な訳語です。
さらに調べてみて適切な名称が判明したらお知らせします。
A. うにうにさんから
近所のなじみのパン屋さんに聞いてみたところ、
「名前ってあるんですかねえ。聞いたことない」
とのことでした。とりあえずお知らせまで。
A. ぷらぷりさんから
「ミミ」を辞書で引いてみたところ、「人の耳のように物の左右についている物」という意味で使われることもあるようで、例として「鍋の耳(取っ手のこと)」というのがありました。本体が「鍋」、取っ手が「ミミ」です。
「パンのミミ」という場合の「ミミ」という言葉の用法は、これに類似的なものだと思うます。
つまり、本体の白い部分が「パン」、周りの部分が「ミミ」。これではダメですか?
A. WWWFさんから
「食パンのミミ」というくらいですから、真ん中は食パンなのでは?
したがって、「食パン」を買うということは、「食パン+ミミ」を買っていることになるのだと……。
なんか、単純ですが、いかがなものでしょう?
A. 村中さんさんから
根拠なく、全くの出まかせで申し上げれば「パン」ではないでしょうか(^_^;)。
野球の「サウスポー」なんかは、その語源はともかく、左投げの投手が絶対的に少なかったがゆえの「特別な呼称」です。左投げを「サウスポー」と呼ぶからと言って、ノーマルなパターンである「右投手」を特別に呼ぶことはまずあり得ませんし……。
まず「パン」ありきで、あまり人気のない(不要?)な箇所が俗称で「ミミ」「かす」などと呼ばれているだけの気がします。お肉のヒレやロースとは違うと思うんです。
くりかえしますが、根拠は全くありません。
★なるほど……。上記の3名の方の回答をもとにして、こう考えてはいかがでしょうか。
白い部分が「食パン」なのではなく、全体が「食パン」。その一部として、周りの部分を「ミミ」と呼ぶ。これで、一応、一件落着ということに。
……と思っていたら、なんと、次の回答が届きました。(星田)
A. ごっちさんから
実は、この疑問、パン会社のHPを探したのですが大手のパン会社のHPはほとんど無く、結局、製粉会社で作っている組合に問い合わせました。
ミミの部分を「外皮(がいひ)」といい、白い部分を「内相(ないそう)」といいます。
でも、こんな名前を知っているのは、パン作りの技術を勉強している人ぐらいのようです。ふつうのパン屋さんは、こんな名前は知らないと思います。つまり、あまり知られていない「名前」なのです。
ちなみに私の住んでいる京都ではパンのミミのことを「ヘタ」と呼ぶこともあります。
A. チコさんから
そっかー、みんな気になってるんだっておもしろく思いました。
ごっちさんので、あってます。
フランスパンでは、外皮はクラスト、内相はクラムといいます。フランスパンは他のパンと違って、クラスト、クラムがポイントです。それでいいパンかどうか判断できるからです。
だから、食パンはあまり呼ぶことはないんですけど、目が詰まっているとか、穴があいたとか、腰折れとか、そんなことは話します。
|