--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.072 (2000.11.23)

Q. なおみんさんからの疑問

 明太子はもともとは、たらではなく、鯛だったという話を聞いたことがあります。また、友人が、鯛のからし明太子を食べたことがあるというのです。
 
鯛のからし明太子なんて、本当にあるのでしょうか?
 博多にお住まいの方、そうでなくても、何か知ってる方、教えてください。


A. 悟空さんから  http://pgoqoo.hoops.livedoor.com/tds/index.htm

「明太子」についての疑問が書かれてあったので、調べてみました!
 私が調べた結果、「メンタイ」とはスケトウダラと言う意味でした。もともと朝鮮語で「明太(ミョンテ)」と読みます。「明太子」は、スケトウダラの卵で「明太子(ミョンディジャ)」と呼ばれています。これは、国語辞典にも載っているので一度読んでみれば納得いくと思いますよ。
 ですから、鯛の卵では朝鮮語の「明太子(ミョンディジャ)」にならないので、本来の意味から外れてしまいます。
 しかし、その国語辞典には「たらこに唐辛子をまぶしたもの」とも書いてあるので、もしかしたら、鯛の卵(?)に唐辛子をまぶし、俗称で販売している場合もあるかもしれません。そのあたりは解りませんでした。
 韓国で食品店を営んでいたふくや創業者が、戦争が終わって福岡市に引き揚げ、博多の産物として明太子を辛子などで味付けして、「辛子明太子」と名付けて売り出した、と言うことを聞いたこともあります。

私は奈良県在住なのですが、なぜかここに、明太子で有名な博多中洲ふく やさんのパンフレットがあります。
 「ふくやの味づくりの歴史は、昭和23年10月5日、創業者・川原俊夫が博多・ 中洲の一角に小さな食料品店を開いたことにはじまります。翌昭和24年には 初めて明太子を開発、店に並べました」
 さて、「からし鯛子」はあるのか・ないのか? 回答を期待しています。(星田)

A. かまさんから

 韓国では、スケソウダラのことを「明太(ミョンテ)」と言うそうです。それの子(卵)であるので「明太子」とういのが名前の由来だそうです。(下記URL参照)
http://www.mentaiko.com/hakubu/index.html

 つまり、今も元々も、明太子がスケソウダラの卵であることには変わりはありませんでした。
 で、「鯛の明太子」ですが、Yahooで検索してみたところ、次のものが有りました。
http://www.fukuoka.com/misaki/0003.html

 なおこれは、レンコ鯛(標準和名:キダイ(黄鯛))を明太子に漬け込んだ後に、腹に明太子を詰め込んだ物で、鯛の卵を使った明太子ではありません。同様に「○○明太子」(○○は魚の名)という物は検索した限りでは、その魚の卵を使った明太子でなく、何らかの形で普通の(スケソウダラの)明太子を使ったものでした。
 完全な確証では有りませんが、調べたかぎりで以上でした。
 なお蛇足ながら、鯛というのは本来マダイ(真鯛)の事なので、厳密に言えばレンコ鯛(キダイ)は鯛ではなく近種ではありますが。