--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.081 (2001.01.24)

Q. なつみさんからの疑問

 疑問符「?」とか、感嘆符「!」の由来を教えてください。
 犬のしっぽとお尻の穴って本当ですか?


A. うききさんから

「?」は「Q」の字が変化したものとか。ラテン語のquaestio(質問)の最初のqと最後のoを重ねてできあがったそうです(諸説アリ)。
「!」は同じくラテン語から、おおっ!という驚きのセリフ、「IO」を縦に並べて、のちにOが・になったそうです。

A. やすひろさんから

 ?マークの方に関しては、猫がこちら側にお尻を向けて、しっぽを高く上げている様子を表している図で、上の曲がった線がしっぽ、下の点が肛門を表しているのだと聞いたことがあります。
 なぜそれが疑問を表すマークになったのかはわかりませんが……。

A. よしあきさんから

「?」は、ラテン語で「質問」を意味する「questio」の最初と最後の文字(つまりqとoをくっつけたものです。
「!」も同様に、ラテン語の「感嘆」を意味する「ikskratio」(←これはスペルの記憶があいまいですが……)の最初と最後の文字(iとo)をくっつけたものになります。
 余談ですが、ナンバーの略語である「No」は、ラテン語で「数」を意味する「Numero」の最初と最後なんです。

A. うにうにさんから

 ブリタニカ百科事典(英文)のpunctuationの項によると、どうやら、中世にヨーロッパで使われていた「ネウマ譜」という楽譜(グレゴリオ聖歌などを記録した)に由来するようです。
 疑問や驚きを発すると、音程(イントネーション)が上がったり下がったり、また言葉のリズムが一瞬途絶えたり、といった変化が生じます。それを、ネウマ譜の記号を借りて表したのが、だんだん変形していったようです。
 初期の感嘆符で
  V
  o
のようなものがあるそうです。下の○が、今の音符で言うところの「符頭」(おたまじゃくしの頭)に相当するのでしょう。 なお、よく言われる説に、疑問符はラテン語で「疑問」を意味するquaestioから来ている、という説があります。最初のQと終わりのoを、
  Q
  o
と上下に並べて書いていたのが、だんだん崩れて「?」になったとか。
 ただ、以前アメリカの大学の掲示板で読んだ議論では、この説は広く流布しているが、それを裏づける文献的証拠はない、と書かれていました。いわゆる俗説の類のようです。