答えは、脳が勝手に解釈するってんです。
このことを実験するのに「プリズムグラス」ってのが作られたそうです。これは、太陽光を波長により色分けする(虹が見える)って代物とは別で、メガネなんですけど、かけると上下逆に見える、つまり網膜には正常に映るわけです。
そのめがねを通して見るイメージは、上下逆なんですが、それを3日もかけ続けていると、なんと正常に見えるようになるそうです。
そして、そのときにメガネを外すと……、そうです。裸眼で見るイメージが、上下逆になってしまうのです。
この話は認知科学について書かれた本に書いてあったのですが、この実験の被験者は、例外なく重度の鬱病におちいるそうで、適当な監督下以外では、この実験をするのを薦めない、ともありました。
★そのめがね、かけたい気もするし、かけたくない気もするし……。(星田)