Q. だんごママさんからの疑問
小学生の息子が、国語の本読みをしていて、
「『少年』って何?」
と聞きました。
「男の子のことだよ、女の子は少女って言うの」
そのときはサラっと答えたのですが、頭の中では「何で?」、と疑問符が飛び出したのです。これは、「素朴な疑問」に聞いてみなければ……。
「少年少女」って言いますが、女の子は「女」っていう漢字がつくのに、どうして男の子は「男」じゃなくて「年」なのでしょうか? 「年が少ない」っていうなら、男も女も一緒ですよねーーー。
また、同じように「青少年」っていうけれど「青少女」とは言いませんね。なぜ???
A. CYさんから
「少年」とは「年の少ない」男と女です。
つまり、「少男少女」のことを「少年」といいます。「少年少女」というのは、「少女」が余分に付け足されているのです。
だから、「少年少女」というと、「少男少女少女」と言うことになってしまいます。馬から落馬するようなものです。
同じように、「青少年」とは「青少男」と「青少女」の両方を意味しています。だから「青少女」とは言いません。「青少男」とも言いません。
★おっしゃるとおりだと思います。では、どうして「少年」といえばいいところを、「少年少女」と言うのでしょうか? う〜ん。(星田)
A. moon-jellyさんから
「少年」という言葉で「年の少ない男女」を表すというのは、とても分かりやすく的確なんですが、これはごく近年の解釈だと思います。
元々は「少年」とは男性だけを指す言葉のはずです。
実際問題として女性は社会的には完全に無視されていた時代が長かったので、男性と平等に表す言葉自体がすくなかったのです。
参政権が得られたのも、考えてみれば以外と最近の出来事なんですよね!
★う〜ん。言葉一つのことだけど、奥が深いのですね。
ということは、「少年少女」で、「少男少女」を表しているのですね。
理解できました。ありがとうございました。(星田)
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