Q. motofjiさんからの疑問
アサヒビールのコマーシャルで、冷えていない缶ビールを急速に回転させて、冷やす機械のプレゼントをやっています。
普通、炭酸飲料は缶を振ると激しく噴き出すのに、どうして、あの機械で冷やしたビールは噴き出さないのでしょうか?
A. odricさんから
慣性の法則が働き、中の液体は固定されているからだと思います。
あくまで予想。
★つまり、缶は急速回転するけれど、中身は回っていないということですね(同じこと言ってますね)。(星田)
A. たびとさんから
「おそらく」という想像での回答なのですが……。
同じ位置で、急速に回転させるため、外側の缶だけが回転し、中の液体(ビール)はほとんど動かないからではないかと……。慣性の法則とか関係あるのかもしれません。
A. ちょーみょーさんから
それは、冷やすときの氷上回転の仕方にポイントがあると思います。
缶のてっぺんの中心から底の中心を軸にして回転させることによって、缶の内容物を揺らさずに缶だけが回転します。
似たような例を挙げると、味噌汁の入ったオワンを回転させても味噌汁自体はあまり動きませんよね? 液体は固体との摩擦抵抗がすくないですからね。
A. souichiさんから
おそらく缶ビールの中の液体が回っていないからだと思います。
つまり、中の液体の粘性(粘り強さ)が小さいために、液体と缶の内面の間の摩擦が小さすぎて液体が缶の回転に着いていけず、周りの缶だけが空回りしているということです。
缶の中身がシャンプー液のようなものであれば、缶の回転と共に中の液体も回転すると思います。
A. 北ぴょんさんから
「慣性の法則」です。缶を振るのと回転は違います。
試しにコップに水を入れ紙切れを浮かべて回転させてみてください。紙は入れたままの状態を保ちコップだけが回っていると思います。
それは、水が動いていないことをあらわしています。それと同じことなのではないのでしょうか? ビールを冷やす「急速回転」も缶は回転していますが中のビール自体はそのままの状態であると考えられます。そのため、吹きこぼれないのです
ちなみに、慣性の法則とは、
「静止しているか、等速直線運動をしている物体は、外力が働かなければ、いつまでもその状態を続ける」という法則です(ニュートン 中学の理科より)
A. (み)さんから
人間が缶を振る場合、普通は中の液体もじゃばじゃばゆれますよね。
でも、急冷機の場合、缶が一つの軸を中心に滑らかに高速に回ります。「滑らかに」「高速に」という点がポイントで、滑らかに回ることで中の液体がゆれません(=あわ立たない。振っていないのと同じ状態)。高速に回ることで慣性の法則が働き、中の液体が動きません(壁面近くの数ミリ程度は動きます)。
高速と言ってもそんなに速い必要はありませんけど、回すことで熱の伝わりをよくしています(この場合は冷却効果があがります)。滑らかに速く回すことで、中の液体を止めたまま熱だけを伝えることができるので、あわ立たずにすばやく冷やすことができるのです。
A. FZさんから
缶ビールの回転急速冷却の話題ですが、皆さんの回答はそろって「内容物が回転していないから」というものでしたが、こんな風に考えられないでしょうか?
私の考えでは、缶を回しているうちに内容物もゆっくりと回っているはずです。長時間回していると結構早く対流しているかもしれません。ただ、衝撃を伴う攪拌ではないがゆえに発泡しないのでは?
また、これは想像ですが内容物の温度を下げながら、というところにも原因があるような気もします。よく冷えた缶ビールを高温環境で同じように回転させて急速に常温に戻したら、開缶時に吹き出す……ような気がしませんか?
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