--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.1004(2012.10.16)

Q. りょうさんからの疑問

 新しい横綱が誕生しました。
 と言っても、私はあまり相撲は見ません。だから、分からないことだらけなのですが、今回はその中から一つ教えてください。
 上手投げと下手投げについてです。
 じつは、上手投げと下手投げが見ていても分かりません。上下の区別があるわけですから、たぶん投げている方の手が上にあるか、下にあるかの区別だと思っています。
 でも、それを決まり手として、これほどまでに区別する理由が分からないのです。「投げ」ではダメなのでしょうか?
 上手投げと下手投げの間には、どれほどの差があるというのでしょう?

私も知りたいなぁ。どなたか、詳しく教えてくださいね。


A. たっちゃんから

 以前相撲解説で同時に投げを打ち合うと「上手有利」と聞いた記憶があります。
 投げ技を、「相手の重心を崩して倒す」と考えてみます。
 相手を倒すには、まわしを持って体の重心を接地面上から移動する。

   支点→足の裏
   力点→廻しをつかんだ手
   作用点→重心(おおよそ胃と腸の間辺り)

として、力点の位置を変えると、力点が支点から遠い方がより少ない力、もしくは、同じ力で大きく動きます。
 相撲では両者が前屈みで組み合います。上手でまわしをつかんだ方がより作用点から遠い位置になります。