Q. 昭子さんからの疑問
言葉の由来で知りたいことがあります。
でたらめを言うことを「法螺(ほら)を吹く」と言います。
「法螺」とは、山伏が吹く「法螺貝」のことだと思うのですが、どうして「法螺を吹く」ことが「でたらめを言う」という意味になったのでしょうか?
ぜひ、本当のところを教えてください。
★みなさんは、山伏が法螺を吹いているところを見たことがありますか?
A. やまおさんから
これは単に昔の山伏が、よく「でたらめ」を言っていただけのことです。
断っておきますが、私は法螺は吹きません。吹矢を吹いています。
★スポーツ吹き矢に関しては、下記のページをご覧ください。
日本スポーツ吹矢協会 http://www.geocities.jp/osakafukiya/
雑学のソムリエ http://tadahikostar.blog21.fc2.com/blog-entry-250.html
A. かよちゃんから
私の想像です。
法螺は、合戦のときなどの合図に使われることもあります。大きな音が遠くまで響きます。
そんなところから「大きなことを言う」という意味になったのではと考えました。
それならばと「らっぱを吹く」なんて言葉があるのではないかと思って調べてみましたら、広辞苑に「法螺を吹く」と同じような意味で載っていました。
★いただいた回答に触発されて、それならば英語にも似たような表現がある
のではないかと調べてみましたが、まだ見つけられません。(星田)
A. もちみさんから
昔の戦では、ホラ貝は重要なアイテムだったことから、
「拙者、貝を仕る」
と言えば、それなりの身分であることを言外にちらつかせることになり、下級武士がでたらめに自慢する様が、語源であると聞いたことがあります。
いま思えば、これも、法螺だったのかもしれません。
A. YOSHYさんから
「法螺を吹く」に関する英語ですが、研究社の新和英大辞典第四版(1976年)第40刷(2001年)によりますと、「法螺を吹く」にあたる言葉は、
boast , brag , tell a tall tale
等、ウソをつくといっても、「羊頭狗肉」ではなく「釣り逃した魚はでかい」レベルの話のようです。別の言葉で「大風呂敷を広げる」のとオーバーラップしているようです。
ところで、トランペットの入った 英文ですが、大げさに言うと言うことで、
blow one's own trumpet(horn)
というのがありました。
これから推測するに、法螺貝もトランペットも拡声器の働きをし、誇張しすぎて「ウソ」になるということのような気がします。
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