--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.1011 (2012.11.25)

Q. かあこさんからの疑問

 本当に変な疑問ですみません。
 筋肉ムキムキの方っていらっしゃいますよね。その方々が、ムキムキ度を競う大会というのがあるそうです。先日、その様子をちらっと写真で見ました。
 どのようにして勝者を決めるのか、それも疑問なのですが、私の今回の疑問はもっと変なことなんです。
 写真を眺めていて気がついたのですが、出場者の方々がみなさん日焼けしているのです。女性の参加者も日焼けしています。
「ボディビルダー」という言葉を初めて知りました。
ボディビルダーになるには、日焼けしなくてはならない理由があるのでしょうか?

おお、これは気がつかなかった疑問だ!
  お相撲さんは、あんまり日焼けしてないような気がします。


A. やまおさんから

 結論からいいますと、ボディビルダーは、日焼けする必要はありません。
 しかし、審査員が勝者を決めるとき、同じムキムキ度なら、より日焼けしているほうを選ぶでしょう。
 女性のスケート選手がスケスケの服を着て競技をするのは、審査員が男性だからです。これと同じようなものです。
 なお、相撲は、四十八手の決まり手のワザで勝負が決まります。
 行司が、お相撲さんの見かけで勝敗を決めることはありません。体格がでかくてムキムキで日焼けしていても、ひっくり返っていたら負けです。

A. 子沢山さんから

 ボディビルダーが、肌を黒く焼いているのは、大会のときに筋肉がきれいに見えるようにするためです。
 ボディービルは、筋肉美を競う競技ですが、これは筋肉の量とともに、筋肉がよく割れていて、割れ目の線がきれいに見えることが重要です。
 筋肉の量は、日常からのトレーニングやプロテイン接取で作っていきますが、線の方は、試合前に皮下脂肪を落としたり、肌を黒く焼いて対応します。
 ですから、ビルダーは試合前とそうでないときでは、体脂肪量や肌の色がかなり異なることがあります。
 肌を黒く焼くのは、大会の際のステージを照らす強い照明のもとでは、色が黒い方がラインがシャープに見えるからだそうです。
 また、色が黒い方が野性的(?)というか、強そうな印象を与えることもプラスになるようです。
 大会でビルダーに声援をかけるときには、
「デカイ!(筋肉量が多い)」
「切れてる!切れてる!(筋肉の割れ方がよい)」
などと言います。

A. DBさんから

 ボディビルの勝敗は、大まかにいって、筋肉の量・大きさと、全体のバランス、見た目で決まります。
 このうちの見た目ですが、たとえば、よく腹筋が「割れてる」といいます。脂肪が少なく、凸凹がより大きい方が、見た目がよく「勝ち」です。ボディビルは全身の筋肉でこれを比べあうわけです。「切れてる」などと表現されます。その際、白い身体より黒い方が凹凸が深く見えます。そのための日焼けです。
「日焼けしなくてはならない=出場条件」ということではありませんが、日焼けしている方がよく見えるので、みなさん日焼けして出場しているのです。
 日焼けだけでなく、塗ると日焼けをしたように黒くみえるクリーム状のものや、光沢によって立体感を得るためにオイルを塗るなどのことも行われていましたが、現在では会場が汚れるなどの理由で禁止になっている大会が多いようです。