Q. ひろみ(男)さんからの疑問
いつも楽しみにメルマガを読んでいます。掲載されている疑問は、どれも、
「そうそう、そういえば、なぜなんだろう?」と思わせるものばかりです。
私も気の利いた疑問を考えたいのですが、なかなか思いつかないものですね。
ところが、先日、とあることで病院に行ったときに、ふと、思ったのです。
どうして、病院って、木曜日が休みのところが多いのだろう?
ぼ〜っと浮かんだ疑問でしたから、今までならそのまま忘れてしまうところでしたが、
「そうか! こういうのが、きっと『素朴な疑問』なんだ!」
と分かりました。
そういうわけで、どうして、木曜日がお休みなんでしょう?
★日曜日に休んでいる病院は多いですが、これは、まあ、当然としてということですね……。
A. たっちゃんさんから
昔聞いた話です。
月曜は、散髪屋さん美容師さん等が休みなので開けている。
火曜日は、スーパー等の(月曜日に開けているから)休みが多いから。
週末の金曜、土曜は、休み前に利用する人が多いから。
水曜日は週の真ん中で休みを取る人が多いので開けている。
木曜辺りが比較的利用する人が少ないので休みにしやすい……とか。
A. こみゃんさんから
たしか、医師会の集まりは木曜日の午後にやってるところが多いんだったと思います。
医師会の集まりがあるので休みにしています。
本末転倒、因果則が逆かもしれません。
A. ななさんから
医療界は木曜日に学会が行なわれるため、木曜休みの病院が多いと聞いたことがあります。
ここから先は私の想像ですが、不動産業界で水曜休みが多いのは、「契約が『水』に流れる」として嫌がられるためです。
同じように、「病気が『根付く』」から、病院は木曜休みが多いのかなと考えました。
A. 太郎華親爺さんから
大学病院や地域基幹病院の医局の勉強会など行事が木曜日にあるからです。研修医を経て一人前の医師になるまで、ベテラン医師の指導を受ける必要があります。
研修を終えたら義務はありませんが、引き続き指導を受けに行きたがる傾向があります。そのためもあって、地域の医師会は木曜日休診を追認しているのです。
医学博士の学位を取得するためや、大学病院や基幹病院と繋がりを売りにしていることもあるようです。
A. 子沢山さんから
木曜日に休診が多いというのは、大規模な病院というよりは個人経営の診療所、いわゆる医院、クリニックのことだと思います。
全国的に理容店が月曜日(地域によって差はあります)を休業にしているのは、その地域の理容組合の取り決めによるものですが、医療機関にはそのような取り決めはありません。
では、なぜ木曜日が休診日かというと、結局横並び意識の結果ということになります。
知人の開業医は、開業当時は患者集めに必死で、日曜日も午前中は、年末年始も元日以外はクリニックを開いていました。よそが休んでいる間に患者集めというわけです。
ですが、休診日は初めから木曜日でした。それは、地域の他の診療所もみな木曜日が休診日で、医師会の会合やゴルフコンペなどのイベントが木曜日に開催されるため、休診日をそろえた方が都合がいいからです。
では、なぜ最初に木曜日が休診日に選ばれたかというと、患者の病気ということを考えると土曜日、日曜日の連休とすることは忍びないので、日曜日は休診日として、もう一日を週の真ん中に持ってきたという程度の理由のようです。
もちろん、なんら強制力はないので、他の診療所が休んでいる木曜日にせっせと患者集めをする診療所だって近所にあるはずです。
ちなみに先の友人は、今では木曜日と日曜日は休診日、土曜日は午後から休診と悠々自適の状態になりました。
A. えでぃちゃんから
業界人です。
木曜日に休診が多い理由は医師の会合が多いためです。複数の医師の居る病院なら一人の医師が現場を離れても他の医師で患者への対応が取れます。
しかし、個人の診療所(診療所とは入院ベッドが19床までの医療機関です)の場合は、医師が一人で診療にあたっている場合が多く、その医師が出掛ける場合は休診もやむを得ません。
会合は地域の寄り合いもあるでしょうし学会の場合もあると聞いています。規約として休診している訳ではありませんので木曜日に診療を行っている病院・診療所もあります。あえて違う曜日を休診日にしている医療機関もあります。会合に参加しない医師の場合は木曜日も診療出来ますからね。
なお、全国的にはどうかは知りませんが、私の地方では内科・外科・整形外科は確かに木曜日が休診日という機関が多いですが、小児科・耳鼻咽喉科に関しては水曜日が休診日という機関が多いです。
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