--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.1046 (2013.06.18)

Q. kztさんからの疑問

 ボウリングに行くと、(ボウリング場専用シューズを持っていない場合)料金を払って貸し靴を借りねばなりません。自分の靴のままでは、なぜいけないのでしょうか。
 レーンが傷むからでしょうか? でも、下駄やサンダルならともかく、運動靴や普通の靴がレーンを痛めたり傷つけるとは思えません。かかとに金属でも打っていたり、スパイクとかは論外ですが、そういう人ならば貸し靴を借りる意味があります。
 レーンの保護が最重要なら、裸足がいちばんいいと思います。
 貸し靴は、ボウリング場の追加収入というだけの意味しかなく、つまらない儀式におもえてなりません。

No.1040に続いて、靴の疑問です。きっと意味があるのでしょうね。


A. ごんたさんから

 グラウンドにおける革靴問題に比べれば、この答えは簡単です。
 kztさん自らが言われる通り、レーンが痛むのを防ぐことが主な目的です。
 スパイクや金属以外にも外を歩いている靴には、「汚れ」という形でレーンを痛めるさまざまな物質を持ち込む可能性があります。
 それならば裸足ならどうか?
 やはり汚れの問題は払拭出来ませんね。汗や皮脂などの汚れは個人差がありますし、水虫など衛生面の問題も解決できません。
 個人で得点を競うスポーツですから、専用の靴を使うということは、プレーする環境を揃えるという意味でも重要だと思いますよ。

A. おやじんさんから

 ボウリングで専用シューズに履き替えるのには、ちゃんと理由があります。
 もちろんレーン(正しくはアプローチ)の保護という意味もありますが、本当の理由はあの独特の投球フォームにあります。
 投げた直後のポーズを思い出してください。
 右投げの人の場合、左足のひざが少し曲がって、右足はその後ろに伸ばした感じでやや左方向にながしていますよね。このフィニッシュを作るのにどうしても必要なのが左足のスライドなんです。
 シューズの裏を見るとわかりますが、普通の靴にあるギザギザがなくツルっとしています。スライドしないシューズでは体が前につんのめってレーンに飛び出してしまいます。
 ですから、ちゃんと専用シューズを履いてボーリングを楽しみましょうね。

A. はらぴょんさんから

 テニスでもゴルフでも専用の靴を履いてプレイしますよね。ボウリングでも適したシューズがあるのです。
 ボウリングでは重たいボールを投げるわけですが投げる瞬間、右利きの人なら左足を滑らせるようにしながらの投球となります。だから専用シューズでは靴底がよく滑るように作られています。
 右の靴はあまり滑らないようになってるのですが、ボウリング場で貸している靴は右利き、左利き用の区別はありませんので両方よく滑る靴底となってます。
 もし普通の運動靴でプレイすると、投球する祭左足がつんのめって重いボールを持ってるのに大変危険なのです。
 貸し靴の料金がバカらしいと思うなら是非自分のシューズを買いましょう。安いものなら2000円程度からありますのでじきに元をとれます。何より自分専用のシューズのほうが上達しますよ。

A. アマボウラーさんから

 ボウリングは素人で、厳密なルールがどうなっているかは存じませんので、スポーツ一般に拡張して考えてみたいと思います。
 ボウリングにかぎらず、またシューズにかぎらず、ほぼすべてのスポーツで専用の道具が必要です。
 専用の道具を使わなければならない背景としては、大きく2つ考えられます。
 一つは「ルールで既定されている」。もう一つは「競技のパフォーマンスを担保するため」。
 前者の場合は、たとえば野球だとバットとかテニスならラケットとか、その競技が競技たりえるために専用の道具をルールとして規定している場合です。
 ボウリングでいえばボールがこれに該当するでしょう。これに関して異論はないと思います。
 一方後者の場合(競技のパフォーマンスを担保するため)、シューズはこれにあたると思います。
 たとえばマラソンの場合、革靴でも走れなくはないですが、ベストなパフォーマンスを発揮できません。また安全面でも疑問が出てきます。
 ボウリングはレクレーションの側面もありますが、競技スポーツです。やはり最低限のパフォーマンス、安全性や競技環境の保護を担保する道具の使用は求められるべきだと思います。
 ならばそれにお金を取るのはどうかという疑問に関しては、マイ・シューズを持っている人には必要ないものですので、借りる必要がある人だけお金を払うというのは至極真っ当ではないかと思います。
 そうなってくると「ボールが無料なのはなぜなんだ」と新たな疑問が湧いてきますが……。

しげ3さんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。