--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.1055 (2013.08.11)

Q. やまおさんからの疑問

 なぜ、「スイカジュース」や「スイカの缶詰」は、売られていないのでしょうか?
 スイカは身体にも良いようです。しかし、基本的には夏だけしかありません。
 スイカをジュースにして、また、スイカを缶詰にして、年中スイカをいただけるようにしてほしい。
 技術的にもそんなに難しいことでは無いと思うのですが……。

スイカ特有の何かがそれを邪魔しているのでしょうか?


A. Hoshiyanさんから

 先ずはスイカのジュースから。
 どんな果物でも現在の技術があれば、パック詰めのジュースに製品化することは可能だろう。
 では、なぜあまりスイカジュースを見かけないのか? それはマーケティングの問題で、経験則から大手飲料メーカーはスイカジュースが全国区のメジャーな製品にならないと判断しているのだろう。大手が製造・販売していないので、目につきにくいのだと思う。
 さて、ここからはなぜスイカがジュースとしてメジャーになれないのかという推測。日本人が好むジュースになるためにはある程度の甘さが必要だが、スイカは糖度が11(JA基準)と低くジュースにすると、水っぽく感じるのではないか(スイカと同程度のグレープフルーツなどは甘味を補うほどの強い風味がある)。
 そして何より、日本人はスイカの美味しさを味だけでなく、夏の季節感とあわせて、シャクシャクした食感や口のなかで種を残して吐き出す快感などを総合して感じているのではないだろうか。それらはジュースになると失われてしまうので、スイカの美味しさとして受け入れられないのだと私は思う。
 加えて、オレンジやグレープフルーツなどの柑橘系の果物やリンゴなどは、昔から需要が大きく製品化されてきたので、農家もメーカーの指導のもとジュース向けの品種の改良を行なってきた。しかし、スイカはそのような品種はたぶん作られてこなかった。トータルとしてスイカジュースに対する努力が払われていないこともメジャーになれない理由の一つだろうと思われる。
※ジュースとは、果汁100%のものとの前提です。

 次にスイカの缶詰だが、それは存在するようだ。
 スイカにかぎらず、果物の缶詰の製造法は食べる果肉を缶に詰め、シロップや調味液を注入。それを密封して殺菌のため加熱する。これでは、スイカの弱そうな果肉の組織が壊れ、あの食感や独特の風味はなくなってしまい、日本ではとても受け入れらないだろう。したがって、スイカの缶詰も大手の食品メーカーからは製造・販売されることはないと思う。

A. ごんたさんから

 スイカのジュースや缶詰は存在します。缶詰は探せばあるとおもいますが、ジュースは手に入るかは分かりません。
 スイカのジュースや缶詰というのがみかんのようにポピュラーな品として手に入らないという理由の最大の要因は、「おいしくない」ということです。
 私の家でも昔、スイカがたくさん取れすぎて、食べきれない分をジュースにしようと絞ってはみたのですが、飲んでみると何とも言えぬ味にがっかりし、全て捨ててしまったことがあります。
 酸味とか独特の味があまりなく、瓜系統の独特の青っぽさの残る甘い水のような味で、単独で飲むにはお世辞にも美味しい物ではありません、長く売れ続けないので売り出さないのだと思います。
 スイカを食べるときによく塩をふって食べます。甘味を際立たせるためと言われますが、他の果物はそんなことをする必要はありません。つまり、スイカは甘いと言われる品でも他の果物に比べると甘みが足りないから、あんなことをするのでしょう。

検索したら、スイカジュース、スイカの缶詰はありました。
 そういえば、イチゴの缶詰も見ませんね。
 イチゴも練乳をかけて食べることがあります。これって共通点?

A. しげ3さんから

 スイカジュースですが、この夏(2013年)、小岩井ブランドのスイカジュースがPETボトルで市販されています。
 パック製品では以前にどこかのブランドで 500mL サイズが市販されていた記憶があります。
 スイカは利尿作用があり、水分も多いため体を冷やすと聞きますし、夏のイメージが強すぎるため、販売も夏限定になってしまうのではないでしょうか。
 実際には、果汁はほとんど入っていないかもしれませんが……。

キリンビバレッジから出ている「小岩井 純水すいか」ですね。
 確かにありました!