--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.1064 (2013.10.11)

Q. た〜やさんからの疑問

 私はすぐに耳の中がかゆくなるので、毎日耳掃除をしています。
 そこで疑問なのですが、
イヌやネコやウサギやウシなどは、耳掃除しなくても大丈夫なのでしょうか?
 以前にイヌを飼っている人に聞いてみたら、イヌの耳掃除をしていると聞いてとても驚きました。でも、イヌの耳掃除をしていない人もいます。そのときはしている人の方が少数派でした。

野生の動物が、耳掃除をしているとは思えませんが……。何か特別な方法があるのかな?


A. Hoshiyanさんから

 哺乳類の外耳道は細胞が外へ流れる方向で入れ替わることと、あごの運動によって動く繊毛の働きで、耳垢が耳から数週間で、外に排出される自浄機能を有している。したがって、基本的に耳の奥に耳垢が溜まらないようになっている。
 耳垢は外耳道からの分泌物や剥奪した皮膚細胞、さらには外界から入った外ゴミや埃などが混ざりあって生じるが、いちばん大きい構成物は耳垢腺から分泌される脂肪やタンパク質などの混合物。その耳垢は殺菌作用や外耳道の皮膚を保護する役割や虫などの侵入を防ぐ役割も担っている。
 本来、健康な哺乳類の耳であれば、あえて掻き出す必要はないが、個体差もあるだろうからペットの場合は獣医やショップに相談してアドバイスを受ければよいだろう。野生の動物の場合、耳を清掃しなければ病気になるような固体は淘汰されるのだと思う。

A. Gazさんから

 動物ではありませんが、人間の場合は耳垢に含まれる水分量は遺伝で決まります。
 日本人は比較的硬めなので耳かきが発達しましたが、黒人系等では水分量が多いため一定量溜まると睡眠時等に耳垢が自然と流れ出るそうです。
 欧米人の場合は中間ぐらいの硬さですので耳かきの代わりに「Q Tips」等が発明されています。
 もしかしたら動物の場合も同様に耳垢が外に流れやすくなっているかもしれません。