Q. 新か〜こさんからの疑問
「なまあし(生足)」「なまたまご(生卵)」という言葉があります。
私は、これらと「生」のついていない「足」「卵」との違いをなんとか説明できると思っています。
ところが、私にとって、「生」の有無の違いを説明できないものがいくつかあるのです。
そのうちの一つが、「なまあくび(生欠伸)」です。これとただの「あくび」との違いがわからないのです。
「加工されていない」、「そのまんまの」、「〜したばかりの」という意味で「生」が使われると思うのですが、「なまあくび」にはどれもぴったりきません。「なまあくび」って、どんな「あくび」なのでしょうか?
★見せかけのあくびではなくて、リアルなあくび?
A. ふぉいてくさんから
生あくび(欠伸)とは、十分に出ないあくび。中途半端なあくびのこと。眠くない状態で出るあくび。
脳に十分な酸素がいきわたっていない状態です。めまいが伴うような場合は貧血やメニエール・脳梗塞などが関係している可能性がります。
A. hyaruさんから
「生」には「中途半端な」という意味もあります。
「生あくび」は、大口を開けてする本格的なあくびでなく、口を半開きにしてするような中途半端なあくびを指すのでしょう。
同じ用法の言葉に、生焼け、生暖かい、生乾き、生殺し、生兵法などがあります。
A. たっちゃんから
生乾き → 表面だけ若しくは完全ではない乾き方
生兵法 → 格好だけ、若しくは初心者で充分学んだものではない
「なま」の意味をこのように「不完全な状態」の意味に使うと、大口を開けるのを我慢した不十分な「あくび」の意味だと思います。
A. 子沢山さんから
普通のあくびは、眠たいときや退屈なときに出て、あくびをするとすっきりすると思いますが、生あくびは、体調不良や過度のストレスなどが原因で出現し、不快な感じがして何度か繰り返しやすいのが特徴です。
この場合の「生」は、「生兵法」や「生煮え」と同様に、「中途半端な」、「本式ではない」というような意味合いです。
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