--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.1076 (2013.12.22)

Q. ミドリさんからの疑問

 毎年1月から大河ドラマが始まります。
 大河ドラマは1年間続くドラマですが、
このような長丁場のドラマの場合でも、最終回までのエピソードの計画は、放映開始時にはすでにできているものなのでしょうか?
 たとえば、第20話ではこの史実を入れるとか、第25話でこの伏線を張っておいて、第45話で回収するとか……。どのあたりまで詳しく決めてるあるものなのでしょうか?
 昨年は、『あまちゃん』をしっかりと楽しみました。毎回が15分とはいえ、100話以上のエピソードをいかに配置するか、
どのあたりまで考えられているものなのでしょうか?

視聴者の声を参考にしたり、社会事件を絡ませたり……


A. Hoshiyanさんから

 ドラマの制作過程を追って行くと、大河ドラマのような大型作の場合、1年から半年くらい前からプロデューサーが中心となって、脚本家と原作を検討、ドラマのイメージを作り上げる。このとき、時代劇なら歴史上の史実の挿入はかなりの部分において、行われるのではないかと思う。
 次に脚本家が書き上げた脚本を元にプロデューサー、脚本家、ディレクターなどが集まり制作会議を開き、制作プランを練り上げる。これと同時に主役のイメージや時代考証などを加味して、脚本をより細かく検討、修正を行う。おそらくこの段階でエピソードの展開計画は終わっていると思われる。
 この計画に変更があるとすれば、プロデューサーやディレクターも一目置くような大物俳優がリハーサルなどで、何かエピソードの挿入を提案して、制作スタッフも了解した場合に行われるのではないかと思う。