Q. きゅうさんからの疑問
図書館や大型家電店に行くと、出入り口にゲートが設置されていることがあります。本を借りる手続きをせずに本を持ち出したり、購入していない品物を持って外に出ようとすると、アラームが鳴るという仕掛けです。
これはきっと、本や品物にICタグが仕込まれているのだと想像しています。
しかし、図書館で所蔵されている本の数、家電店で扱っている品物の数は膨大です。このシステムを導入しているところは多いのですが、維持費が大変だと思うのです。
そこで教えてほしいのですが、1つの品物につけるICタグの値段は、いくらくらいなのでしょう?
★こういうところにお勤めの方は、きっと詳しいかと思います。
ぜひ、付随する蘊蓄を教えてください!
A. hogeさんから
2007年当時の話ですが、コンビニでよく見る精算待ちの行列を解決しようと商品のウラに貼付されているシールにICタグを付けて電子決済ができるようにすることで行列を解消しようという社会実験が行われていました。
確か当時のICタグの製造原価は確か1ロッドあたり5円程度だった気がします(1ロッド当たりICタグが何個なのかは覚えていませんが……)。
上記の場合だと、タグのリサイクルができません(使い捨ててしまう)。
ただ、1ロッド5円でも当時は「高い」と言われており、1ロッド1円程度で製造できないと普及は難しいと言われていたような記憶があります。
今はだいぶICタグがついた値札なども増えてきつつあるので、もしかしたらだいぶコストが下がってきているのかもしれませんね。
A. Hyaruさんから
図書管理に使われる「ICタグ」の価格は、シールの材質やメモリ容量、購入ロット数によってかなり変わりますが、1枚100円前後といったところです。
【参考URL】→ http://www.advanced-jisso.com/rfidtag_cost.html
コンピューター機器なども含めた図書管理システム全体では、導入時のコストは1,000万円を楽に越えるでしょう。
量販店での万引き防止では、防犯ブザーを鳴らすだけの機能なので、ICタグはまず使われません。簡便なシールタイプのものは1枚5円程度、その都度回収し再利用するブザー内蔵タイプのものは100円程度です。
また衣類などでは、ブザーが鳴るのではなく、無理に取り外すとインクが飛び出るタグもあります。これも再利用できますが1個100円程度です。
★ICタグについて、詳しいことをご存じの方は、ぜひ教えてください!
|