Q. 祐之さんからの疑問
家には「電気ケトル」というものがあります。
ここ1〜2年でメジャーになったようで、ケトルに水を入れてスイッチオンすると、コーヒーカップをセットしてインスタントコーヒーの粉を入れたときには、もう沸いてるくらいのスピーディーさなので、大変重宝しています。1日3回ぐらい使います。
でも、電器店のチラシを見ると、どのメーカーのも注ぎ口が、ヒヨコのくちばしのような短い物ばかりです。そのため、お湯を注ぐときにこぼすことがよくあります。
注ぎ口が細くて長い白鳥の首タイプの物は、できないのでしょうか? 構造
上、何か理由があるのでしょうか?
★質問にある「部分」は、何という名前が付いているのかな?
A. こうすけさんから
危険が多すぎて、やらないと思います。注ぎ口が長いと引っかけて倒しやすいので、危ないと思います。
電気ケトルは、オフィスのデスクの上に置くこともあるわけです。沸騰したお湯がそんなところでこぼれたら大変です。
A. ごんたさんから
電気ケトルは内部にヒーターを持ち、ガスコンロのような器具に乗せずにお湯を沸かす事ができます。まあ、当たり前ですが、他の加熱用の器具を用いずにお湯が沸かせるということは、この手の商品の大きな特徴であります。
どこに置いても電気が使えるところなら、どこでもお湯が沸かせるということは、湯沸し中にコードを引っ掛けて倒したり、本体そのものを蹴り倒してしまう危険も多くなることを意味します。
お湯がこぼれてやけどをしないようにする対策が必要になりますね。注ぎ口に栓やふたを付けたり、倒れたときにお湯がこぼれないような構造にするのが普通だと思います。
注ぎ口が長いタイプだと栓やフタ、あるいは安全弁のような機構を付加するのは難しいのではないでしょうか?
胴体やフタ(水を入れる部分)に近いのはそのような機構を取り付けやすいことが主な要因だと思うのです。
また、注ぎ口の根元がやかんの底に近い物は、沸騰時に吹きこぼれる危険性が高くなるのは仕方ありません。コンロ上で吹きこぼれるより、机上で吹きこぼれることの方が危険かつ後片付けが大変なのは明らかです。
損害賠償などを考えれば、大手のメーカーが「デザイン性を優先した『白鳥の首のように優雅な注ぎ口』を持つ電気ケトル」なんて出すはずがないでしょうね。
A. Marsさんから
今まで閲覧だけで楽しませて頂いていましたが、今回「あれ?」と思うことがあり、始めてメール致します。
私は海外生活が20年程になり、その当初から普通に「電気ケトル」がありました。確かに日本ではかなり昔から保温機能の付いた電気ポットが主流ですね。逆にこちらでは電気ポットを見ることがほとんどありません。
さて、御質問にあるように「電気ケトル」の注ぎ口は、本体に密着したような短いタイプが多いようですが、そう言ったタイプのものばかりではありません。私が見たことがあるのは、ヤカンのようなタイプで、半球形、又は、やや円錐形の本体から、5センチから8センチ程の筒状の注ぎ口が出ているのもです(この説明で御想像頂けるか不安ですが)。
一見、普通のヤカンに見えてしまうので、電気ケトルに余り慣れ親しんでいない方だと、コンロにかけてしまうかも知れませんね。
調べて見ると、最近ではもっと注ぎ口の細長いタイプもあるようです。このようなタイプは、店頭などでは見たことがないので、メジャーではないのかもしれませんが、全く無いわけではないようです。
ただ、そういったデザイン性の高いタイプのものは値段も高いので、家電屋の広告に出たり、店頭に並んだりすることは珍しいかもしれません。今後、需要が上がれば、そのようなタイプのものも店頭に並ぶかもしれませんね。
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