Q. エンヤコラさんからの疑問
何年か前から「ゲリラ豪雨」なんて恐ろしげな言葉をよく耳にするようになりました。きっとそれまでも「ゲリラ豪雨」のような雨はあっただろうに、そんな言葉ができてしまうくらい、昨今は「異常気象」なのでしょうか?
そこで、私の疑問なのですが、気象について「異常」か「異常でない」かについては、どういった線引きになっているのでしょうか?
★標準偏差とか使っているのかな?
A. fukuonaraさんから
気象データーの気温 雨量 湿度 風などの資料は膨大に蓄積されています。それらで「平年の値」というのは過去30年分の平均になっています。それらの値から大きくずれると「異常」と言います。数字的にきっちり線引きはしてい
ないようです。
今(2015年)のような夏の高温が続きますと、いずれ平均値も高くなります。ですから、何年かすると 現在は「異常」といっている高温でも 平年並みと言われるようになるでしょう。
A. みんたさんから
「多分」ですが……、厳密には線引きされていないと思います。
天気を予報を聞いていると「平年」という言葉をよく聞きます。これは、過去の30年のデータの平均です。
といっても、10年に一度しか更新されないようなので、現在使われている「平年値」は1981〜2010年のデータを利用しています。
気温や降水量については、「低い(少ない)」、「平年並」、「高い(多い)」の出現率がそれぞれ33%になるように、気温や降水量の階級の幅を決めているようです。
「異常」というからには、平年に比べてかなり突出してずれている必要があるはずですが、この判断は経験にゆだねられているのではないかと思います。
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