「柿の種」と呼ばれている米菓についての疑問です。でも、以前にここで質問されているのではないかとすこし心配です。
あのお菓子は、なぜ「柿の種」と呼ばれているのでしょう? 私の知っている柿の種とは全然違うのですが……。
もうひとつ。
私は小さい頃、2つのうちの1つをなかなか決められないとき、「どれにしようかな……」と歌って、指さしながら最後に指さした方に決めていました。その「歌詞」の最後が「柿の種」だったんです! どうして、あんなところに柿の種が登場するのでしょう?
柿の種に関する疑問2つ、よろしくおねがいします。
★「どれにしようかな」の歌詞、いちばん最後だったかどうかまでは覚えていませんが、私の幼い頃に住んでいた地域でも「柿の種」は登場していましたよ!
まず1つめの質問ですが、柿の種(菓子)と本物の柿の種を比較しますと、確かに形に関しては似ているとは思えません。詳しくは書きませんが、この菓子の元祖を名乗るメーカーの話によれば、出来上がった品が柿の種に似ていると似ていると言われたため、そのような名前にしたとされており、柿の種に似せたつもりはないのです。
ただ、色・艶に関しては(種に)似ております。柿の種みたいだと言った人は、大きさと色・艶をもって「似ている」と思ったのでしょう。
次に、歌になぜ「柿の種」が登場するかについてですが、この唄は子どもが適当に唄う数え歌の一種で、正式な歌詞というのはおそらく存在しないでしょう。
二択、または複数からの一択を迫られた際に「どれにしようかな……」と唄う歌詞は地域によって異なるようで、私が覚えている歌詞は、
「どれにしようかな、神様の言うとおり、1,2の3」
と柿の種というフレーズは出てきません。
ウィキペディアには各地の色んな歌詞が記載されておりました(「どちらにしようかな」で検索)。たいていの歌詞が、「神様の言うとおり」の後に意味不明の言葉がいくつか続く構成になっております。
なぜ、これほど色んな言葉が付け加えられているかについては、
1:短いと結果が分かってしまう、すぐに結果を出したくない
2:自分が選びたい場所に導くため言葉を繋いだ
以上2つの要因ではないかと思います。
では、なぜそのような所に「柿の種」が登場するのかについてですが、
1:5文字の言葉である。
二択の場合だと必ず反対側に選択が移るので付け足された。
2:同じように5文字の言葉として「あのねのね」「赤とんぼ」「あぶらむし」という言葉が多くの地域で用いられるところから、昔流行った「赤とんぼの歌(※)」に影響されたのではないか?
という理由で「柿の種」が登場するのではないかと思うのです、
要は「五文字の言葉なら何でも構わなかった」という結論で、特に意味を求めてはいけないのじゃないでしょうかね。
※(1970〜80年代に一世を風靡したフォークデュオ「あのねのね」の代表曲で、歌詞の中に「赤とんぼ、羽を取ったらあぶらむし、足を取ったら柿の種」というようなフレーズがある。
この疑問に対する答えを記すにあたり、ウィキペディアにて「柿の種」「どちらにしようかな(数え唄)」を参考にしましたことをお断りしておきます。