Q. ゆうぞうさんからの疑問
哲学の質問ではないのです。本当に素朴な疑問なのです。
「空を飛ぶ」ことに疑問です。
人間は飛べないけど、鳥は飛べる。カラスやスズメが飛び立つ様子を見ていると、「自分は本当に飛べるだろうか?」なんてことを考えずに飛び立っているように見えます。
実際のところ、「飛ぶ」っていうのは、簡単なことなのでしょうか?
★私たちにはその機能がないだけで、それさえ持ち合わせていれば……。
A. 宇美浜りんさんから
鳥が飛ぶときだけでなく、泳ぐのが得意な人や、外国語が話せる人も、
「自分は本当に泳げるのか、溺れたりしないか」
「きちんと話せるだろうか、間違えたりしないか」
とは考えていないと思います。そう考えていたら緊張してできるはずのことも失敗しかねません。
もちろん溺れたり間違えたりすることもありますが、鳥だって気圧や風速などが想定外だったら上手く飛べずに落ちることもあります。でも飛べることを疑ったりはしません。翼などの飛ぶ機能があり、使いこなせるよう訓練をつんだなら簡単だと思います。
大切なのは、鳥だって最初から簡単に飛べたのではないこと。ひな鳥のうちから練習を重ねてようやく簡単に飛べるようになったのです。
自分にできないことができる人に「天才だからできたんだ」という人がいますが、その人も練習や勉強をしたからできるようになったのです。がんばって練習すれば簡単にできるようになるでしょう。
A. ごんたさんから
鳥だって生まれてすぐに飛べるわけではありませんから、歩くのを練習するのと同じように飛ぶことを練習します。したがって、自由に飛べない間は「難しいなあ、飛ぶのって……」と思っているかも知れませんねw
しかし、ヒトと違って鳥は体が飛べるようにできていますから、最終的には飛べますし、飛べなければ生きて行けません、必死なのです。だから飛ぶことに慣れてしまえばそんな疑問は忘れてしまうのでしょう。
我々だって足に怪我をしたときなどを除けば、「自分は本当に歩けるのかなぁ?」なんて思って立ち上がりませんよね? それと同じですよ。
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