--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.1233 (2017.06.16)

Q. さあやさんからの疑問

 演奏に集中しようとすれば、顔の表情にまで神経が届かないのもわかるような気がします。しかし、それにしても、クラシックを奏者さんたちの顔の表情は固すぎないでしょうか?
 ニコニコとまではいいませんが、
演奏していた楽しいのならそれが表情に出てもよいと思うのですが……。何か制限がかかっているのでしょうか?

どうなんでしょう……? やはり、顔の表情まで気が回らないのかな?


A. やまおさんから

 ニコニコしてはいけないというルールはありません。クラシックの演奏家のプライドが高すぎるのです。リラックスして演奏すれば、聞く方も楽しくなります。
 アマチュアはともかく、プロが顔の表情まで気が回らないということはありません。

A. moon-jellyさんから

 クラシック音楽でも歌詞があるオペラやリートなどは、その内容に応じて大袈裟なくらい顔に表情が表れていますよ。
 ただ質問者の意図を察すると、歌謡曲やポピュラーの歌手や演奏家とクラシックの器楽曲奏者との対比だと思うのでその比較を書きます。
 オーケストラや室内楽/ソロなどの器楽曲は作曲家の指定した表現(発想標語)が楽譜に書かれているので、普通はそれ従います。

【一例】
 ・アパッショナート 熱情的に
 ・ジョコーゾ     楽しげに
 ・スケルツァンド    たわむれるように
 ・カプリッチオーゾ 気まぐれに
 ・ドルチェ     柔らかに
 ・カンタービレ     歌うように
 ・スピリトーゾ     元気に

 これらは1曲を通して指定してある場合もあれば部分的に指定されてもいます。そして、作曲者の意図(絶対音楽)に従うのが基本なので、これに逸脱する演奏家は希です。
 私はクラシックもジャズもロックもJポップも大好きですが、クラシックの演奏家が無表情だとは思いません。むしろ全部の曲を表情豊かに踊るように演奏しているポピュラー奏者の方に違和感を感じることがあります。ボーカルが歌詞に感情移入するのは分かりますが、その他のメンバーのパフォーマンスがテレビを意識しすぎていて逆に白けるバンドもいます。