Q. く〜さんからの疑問
今までなぜ疑問に思わなかったのかということに、先日、やっと気がつきました。
市販されているカップ入りのゼリー、茶碗蒸しなどは、容器いっぱいいっぱいに詰め込まれています。シートをめくってみると、全く隙間がないほどに詰め込まれていたとわかります。おかげで、シートをめくるときに中の汁をこぼしてしまうことがあります。
カップ入りのゼリー等は、どうしてあれほどまでにぱんぱんに詰め込んであるのでしょうか?
私は、すこしでもカップの体積を減らして、運搬コストを下げているのかと想像しました。しかし、生産上の理由、保存上の理由などがあるかもしれません。ご存じの方、ぜひ、教えてください。
★おお、これは大変素晴らしい疑問です!
A. 帽子猫さんから
これは簡単な疑問です。
もちろん、容器を大きめにすると無駄な材料がかかってしまうという理由もあるのですが、答えは「中身が崩れないようにするため」だと思います。
ゼリーや茶碗蒸しなどのように柔らかいものは、運搬の途中で崩れてしまうことがあります。これを防ぐには、揺れないようにすればよいのです。容器いっぱいに詰め込んであれば、揺れる余地がないので揺れません。つまり、自分自身をクッションにするわけです。
★そういえば、パック入りの豆腐もそんな感じですね。
A. Hoshiyanさんから
ゼリーをいっぱいいっぱいに詰めるのは、いくつかの理由があります。
ひとつは、殺菌処理するために80〜90℃のお湯に20〜30分ほど浸ける工程があるからです。このとき、ゼリーの容器内に熱膨張率の大きい空気があると、ゼリー容器に熱圧着してあるフタのフィルムが内側から押し上げられて、部分的に剥がれるおそれがあります。
もうひとつは、空気が容器内にあると、酸化して風味が落ちるからです。したがって、酸化防止策として内容物より酸化しやすいビタミンCを配合するなどの対策が必要になります。それよりはいっぱいいっぱいに詰めた方がコストが安いと考えられます。
最後に、ゼリーが冷えて凝固する過程で、量がいくぶん少なくなります。凹んだフィルムは見栄えしないので、なるべくいっぱい詰めているという理由もあると思います。
もちろん、他の回答者の方が述べられている衝撃対策も正しいと思います。
★ごんたさんからも、回答をいただきました。ありがとうございました。
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