--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.1273 (2018.08.17)

Q. コーンさんからの疑問

 アカシア、レンゲ、ソバ……など、「○○の蜂蜜」というのがよく売られています。すこしずつ味が異なるそうです。
 味が異なるというのは理解できるのですが、ハチたちが集めた蜜がすべてアカシアからだけ、レンゲからだけだというのは、どうやってわかるのでしょう
か? すこしくらい他の花の蜜が混ざってそうな気がするのですが……。
 養蜂家のみなさんは、気ままに飛んでいく蜂たちを、どうやってコントロールしているのでしょうか?

コミュニケーションできるとは思えないし……。


A. しげ3さんから

 はちみつについてですが、他のも多少は混ざっていると思います。ただ、養蜂の巣箱は移動できます。
 受粉を目的としてミツバチを使う場合、巣箱を目的とする畑のそばにもっていきます。
 ハチも周りに他の花があれば、それも集めるでしょうが、花畑が目の前に広がっていれば、あえて遠くの花に行くことは少ないと思います。となれば、自然に巣箱の近くの花の蜜の割合が増えます。養蜂家がアカシアのはちみつを集めようとすればアカシアの近くに、レンゲならレンゲ畑の近くに、ソバならソバ畑の近くに巣箱を置けばそのはちみつになります。巣箱を移動しないで置いておくと、時期によりはちみつの色が変わっていきます。
 食べ比べたことはありませんが、きっとそのときに咲いている花の蜜の色(味)になっているのでしょう。

A. Hiroshiさんから

 ミツバチたちは、巣から飛んでいって蜜を採れる花を見つけると、巣に帰ってダンスを踊るような飛び方をして他の蜂たちに花の有りかを教えると言われています。ハチ同士は、それなりにコミュニケーションを取っているのでしょう。
 さらに、ミツバチの習性として、一つの花から蜜を採取すると、可能なかぎり同じ種類の花からだけ蜜を採取するようになるそうです。そこにある花の蜜を吸い尽くしてしまえば、他の花にも行くかもしれませんけど、養蜂家の人たちは、十分な量の花のある場所を求め、花の咲く時期に合わせて蜂の巣箱を持って全国各地を移動しながら蜜を採取するそうです。
 結果的に、厳密には「絶対混じりけがない」とは言い切れないにしても、ほぼ混じり気のない蜂蜜が得られるといわれていますね。