--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.1288(2019.02.07)

Q. ツッチーさんからの疑問

 私は仕事を始めてから、「片括弧」という言葉を初めて知りました。「片括弧」とは、1)、2)、3)、……のように、右側だけに括弧を使うというものです。
 私は、(1)、(2)、(3)、……のように両側にあるのが当たり前だと思っていましたので、本当に驚きました。しかし、周りの人たちが気にも留めていないようなので、声には出さなかったのです。
 片括弧と両括弧については、どのような使い分けがあるのですか? 私はこれまで実は間違って使用していたということがあり得るのでしょうか?

私は自ら「片括弧」を使うことはありません。どんな使い分けがあるのか、私も知りたいです。


A. 茶道楽さんから

 長年生きてきましたが、括弧というものは両側につけるものだと思い込んでいました。これまでに、片方だけの括弧というものに出会ったことがありません。
 数式の場合だと括弧は必ず両側に付けますから、片括弧というものがあるのなら、それば数式とは別の世界だと思います。
 調べてみたところ、片括弧というのものは実際に使われているようです。しかも、片括弧と両括弧を使い分けているようです。すぐに見つかったのは、学術論文の世界です。

  片括弧 1)、2)、3)、……
  両括弧 (1)、(2)、(3)、……

 私が調べた学会の論文規定では、片括弧の方が上位でした。ところが、別のサイトでは、両括弧のほうが上位でした。その世界で統一がとれていればよいというスタンスに思えます。
 私は、記号をたくさん使うことなく、連番を表現したいための技なのかなと思いました。
 ちなみに、(1、(2、(3、……、のように、数字の左側だけに括弧をつけている事例は見つかりませんでした。