--- 素朴な疑問集 ---
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疑問No.1317(2020.04.03)

Q. どら息子さんからの疑問

 小学校のときからの疑問です。
 古い年代を表すときに、
「二畳紀」や「三畳紀」という言葉があります。この「畳」は、まさか日本の「畳」ではないと思うのですが、何なのですか?
 また、「二畳」「三畳」があるということは、もしかして、「一畳」や「四畳」もあるのでしょか?

地質年代区分の名称ですよね。由来を教えてください!


A. たけださんから

「三畳紀」というのは、南ドイツで発見されたこの「紀」の地層に由来します。この地層が、赤色の砂岩、白色の石灰岩、茶色の砂岩の3つの層が重なっていたから「三畳紀」です。
「二畳紀」も、たぶん、同様の理由による命名だと思います。

A. 吉本博之さんから

 二畳紀、三畳紀というのは、その時代の地層が、何層かの地層が重なり合って形成されているためです。
 二畳紀の地層は赤色砂岩と石灰岩の2層、三畳紀の地層は、赤色砂岩、石灰岩、茶色砂岩の3層から形成されています。このような呼び方になったのは、ドイツでの同地層の呼び方が定着したためだそうです。
 また日本語の漢字に畳が使われる由来は「重畳(ちょうじょう)する」という言葉から来ており、これはまさに畳が重なり合っている様から、物が重なり合っている様を表す言葉だそうです。そのため由来的にも、「一畳」はありえないと思います。