Q. JAWAYさんからの疑問
先日の★雑木話★第百三十四段で、ネックド・イン缶の話題がありましたが、それに関連して、疑問があります。
アルミ缶の缶コーヒーというのがないと思うのですが、なぜなんでしょう?
缶コーヒーはなぜかスチール缶ですよね。どうして何だろう?
A. masakimさんから
自動販売機を見ると、スチール缶の飲み物はコーヒー、ココア、お茶、コーンスープ、おしるこ(!)……等、たくさんあります。
これらに共通するのは HOT
があるということです。アルミというのは熱に弱いのではないでしょうか。
A. てるぞーさんから
アルミ缶の錆び止め?(缶の中の塗装)が加熱に向かないので、コーヒーに限らず温める飲み物の缶は、スチールになると聞きました。
専門家に聞いたわけではないので本当かどうかわかりませんが、ご参考まで。
A. たかしさんから
アルミ缶は、スチール缶に比べて、リサイクルしやすく、温めやすく冷えやすいので、条件的には優れています。
しかし、缶コーヒーは他の飲み物と異なり、ミルクが入っています。したがって殺菌の必要があり、高温の状態で缶に詰めなければなりません。
高温から常温に戻した場合、アルミ缶だと構造的に変形してしまいます。スチール缶だと、アルミ缶に比べて変形に強いため、スチール缶を使っているというわけです。
同じように、高温で詰めているお茶の缶も、スチール缶を使っています。
A. 喜平次さんから
アルミ缶の缶コーヒーについてですが、以前何かで読んだのですが、コーヒーやお茶は「減圧缶」のために強度を持たせるのがむずかしいということです。
ジュースなどは、最初から冷えているものを缶に入れて封をする(このとき、窒素などで空間を満たす→加圧缶)のですが、コーヒーなどは液が熱い状態で缶に入れ、そのまま封をするそうです。そうなると、コーヒーが冷えると体積が小さくなり、周りの大気よりも缶の中は気圧が低い状態になる(減圧缶)となります。
今のアルミ缶はこの状態になると変形してしまう。変形しない強度を持たせるにはスチール缶の方が安くできるとのことです。
つたない説明で申し訳ございませんが、参考になれば幸いです。
A. egawaさんから
答えではないですが、アルミ缶は、内部の圧力を高くしておかないといけないと聞いたことがあります。スチール缶よりも強度がないため、圧力が低いと何かの拍子にひしゃげてしまうそうです。
そういえば、炭酸のジュースやビールは私の知る限りすべてアルミ缶です。炭酸ガスのおかげで内部の圧力が高くできるからでしょう。
しかし、なぜコーヒーがスチール缶なのかの答えにはなってないですね。私の想像では、ホットで飲むこともあるってのが関連あると思うんですが、どうでしょうか。
A. かまさんから
アルミ缶は強度が弱いという欠点が有りますが、炭酸飲料なら炭酸ガスにより内圧がかかるので強度が保てます。同様に、非炭酸飲料については窒素ガスを充填することにより強度を保っています。
で、コーヒーについてですが、コーヒー飲料には「ミルク」が入っています。このミルクが腐敗しやすいため、缶にコーヒー飲料を注入してから7〜10日後に、腐敗ガスが発生しているかどうかを調べるのですが、窒素ガスが充填されていると、腐敗ガスと区別がつかないのだそうです。そのためにコーヒーはスチール缶を使用しているとのことでした。
なお、本回答については下記の「神戸製鋼」のサイトより調べました。
http://www.kobelco.co.jp/column/column-j/messages/75.html
A. こみゃんさんから
たぶん、缶の内部の圧力の関係で、以前は内部が陰圧になるもの(缶に封入時温かく、その後冷えて陰圧になるもの)はスチール、内部が発泡性で陽圧のものはアルミとなっていたと思います。
薄いスチールができて陽圧でもスチール缶が登場し、製鉄メーカーの要望でビールのスチール缶もできてきてます。
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