●2015.10.22 No.169 ネイピアの棒
(株)KADOKAWA のビルが、東京の飯田橋駅から歩いてすぐのところにある。
8月の末に刊行予定の本の原稿の打ち合わせで、先日、初めてKADOKAWA のビルに行った。
打ち合わせが終わった後、東京理科大学の「近代科学資料館」に寄ってみた。
こちらも、飯田橋の駅から歩いてすぐだ。
8月8日まで「計算する器械たち」という企画展が行われている。
私が今日紹介する「ネイピアの棒」は、この企画に関連して展示されているのか、それともいつも展示されているのか、ちょっとわからない。
「ネイピアの棒」という言葉を初めて聞いた人もいらっしゃるでしょう。
こんなのです!
さて、これが、どんな役に立つのか?
これは、「ネイピアの棒」とか「ネイピアの骨」とか呼ばれています。
この棒をうまく使うとかけ算を手早く行うことができます。
「手早く」と言っても電卓にはかないませんが、下の説明をよく見れば、小学校で習ったかけ算の筆算と同じ原理だとわかります。
なかなか面白いでしょ!
数学史の中でネイピア(1550〜1617)といえば、むちゃくちゃ有名な人なのですが、その話はまたいつか!
※近代科学資料館から撮影の許可をもらっています。