★雑木話★
ぞうきばなし

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 ● 第三十段 ●  英語で10回クイズ

 ある夏、アメリカはマサチューセッツ州の大学。こちらの生活にもすこし慣れた頃、日本から仕入れてきたクイズを、英語バージョンにして試してみたくなった。
 被害者ロベルトは、プエルトリコ人。ぷっくりと太っていて、100kgはあるだろうと思われる。口ひげをたくわえているので、年齢が高く見られるがまだ20代の学生だ。
 彼には「シエスタ」の習慣があり、2時頃になると昼寝をしてしまうので、食堂でランチをとっているところを捕まえた。
 彼の食べる量は尋常じゃない。メインのランチの他に、大きなケーキ2皿、ミルク2杯、コーラ2杯。この量は珍しいことではなく、彼にとってはいつものことだ。大学の食堂で出されるケーキを試したことがあったが、やたらに甘い上に量が多く、最後まで食べるのはとても無理だった。
 彼が、デザートを食べ終えたところで、切り出した。
 さて、今回の
★雑木話★は、以下の英語を理解してほしいということ。

"Please say "chandeliar" ten times."
"Ten times? Why?"
"This is a game. It's called a ten-time quiz. It's very popular in Japan."
"Ok."
"Please say "chandeliar" ten times."
"Chandeliar, chandeliar, chandeliar, chandeliar, chandeliar, chandeliar,……"
"Who is the princess that eats the poisen apple?"
"Umm,Cinderella!"
"No."
"No?"
"She is Snow White."

 ロベルトは豪快に笑いながら、彼の部屋へと戻って行った。また、シエスタだ。

【メモ】

プエルトリコというのは、中米にあるアメリカの自治領。スペイン語で「豊かな港」を意味する。
 スペイン語で「豊かな海岸」という意味があるのはコスタリカ。

◆「
サルサ」は、ニューヨークに住むプエルトリコ系のミュージシャン達が始めたもの。キューバ系のラテン音楽で、スペイン語で「ソース」という意味がある。

◆プエルトリコには、世界最大のアンテナを持つアレシボ観測所がある。アンテナの直径が、なんと300m。すごい。

◆第2回の先進国首脳会議(サミット)が、1976年6月27〜28日、プエルトリコの首都サンファンで、開催された。
 第1回サミットに参加していなかったカナダが、初めて参加している。日本からは、三木武夫総理大臣が参加。
 ちなみに、第1回が開かれたのは、1975年11月15〜17日、フランスのランブイエ。このときに参加したも、三木総理大臣。

◆東京ディズニーランドのシンボルともいえる大きなお城は、
シンデレラ城。
 アメリカのディズニーランドのお城は、眠れる森の美女の城。
 『シンデレラ』も『眠れる森の美女』も、原作者は同じシャルル・ペローだ。

◆シンデレラのお姉さんは2人。魔法使いのおばあさんは、カボチャを馬車に変え、ハツカネズミを馬に変えた。シンデレラがお城で踊ったのは、ワルツ。

◆ディズニー映画『シンデレラ』に登場する王子様は、プリンス・チャーミング。

◆ウォルト・ディズニーが最初に作った長編映画は『白雪姫』。でも、原作はグリム兄弟だ。


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