★雑木話★
ぞうきばなし

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 ● 第三十五段 ●  人生のポイント

 ある奨学金を受けるために出された問題。

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(1) もし、あなたが100万ドルの遺産をもらったら、それをどんなことに使いますか。

(2) 幸福、快楽、評判、名誉、金銭、愛情の中で、あなたが自分の一生をかけたいと思うのは何ですか。

(3) 死に臨んで自分の一生を振り返ったときに、どういうことで、一生が成功であったか失敗であったかを判定しますか。

(4) どういう場合に嘘をついてもよいと思いますか。
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 さて、これはどういう奨学金かと言うと、1929年、フォードとリンドバーグの助けで設けられた「エジソン奨学資金」だ。
 フォードというのは、自動車王のあのヘンリー・フォードだ。フォードは、若い頃、エジソンと知り合いになり、エジソンは当時彼が持っていた自動車の考えに貴重な助言を与えている。リンドバーグは、もちろん、大西洋無着陸横断飛行をした人物だ。
 この奨学資金を得るためのテストとして、エジソンが出した問題が先のものだ。人生のポイントをズバリ突いていると思うのだが、さて、あなたならどう答えるか。エジソンなら、どう答えるのか。


【メモ】

◆アメリカの3大自動車メーカーといえば、ゼネラルモーターズ(GM)、
フォード、クライスラー。

◆フォードは、若い頃、発明王エジソンの会社で、主任技師として働いていた。また、彼は、肉の加工所で家畜の死体が次々に流れ作業で処理されている様子を見て、大量生産のヒントを得たという。

◆1847年2月11日が、エジソンの生年月日。1931年10月18日に、亡くなっている。

◆15歳のとき、エジソンは、列車にひかれそうになった2歳の子どもを助けたことがある。子どもの父親だった駅長は感謝して、エジソンに電信技術の訓練を受けさせた。これがきっかけで、エジソンは電信技師になった。

◆最初の特許は、彼が21歳のとき。「自動投票記録機」。ボタンを押すと、賛成・反対の投票数が表示されるというもの。

◆29歳のとき、メンローパークに自分の研究所を建設。ここでの最初の発明は、電話の炭素送話機。グラハム・ベルが発明した電磁石式の送話機は、感度が悪かった。エジソンのこの発明で、電話の実用化が進んだ。

◆1877年の秋、ニュージャージー州のメンローパーク、
畜音機の完成。ラッパ形の口に向かって、エジソンが歌ったのは『メリーさんの羊』。彼の声は、円筒のスズ箔に刻みつけられた。新聞記者たちは、彼を「メンローパークの魔術師」と書きたてた。
 先日、我が家にもやっとMDデッキが導入された。エジソンがこれを見たら、なんていうだろう?

◆1879年10月21日、
白熱電球の発明。それまでのアーク灯は、明るすぎて室内の照明には向いていなかったのだ。
 最初は炭化した糸をフィラメントに使っていたのだが、これでは寿命が短い。エジソンはさらに実験を続け、電球に最適なフィラメントを探し求めた。彼が選んだ最適のフィラメントは、竹の繊維だった。何百種類もの竹の中から「これだ!」と選ばれたのが、京都郊外の八幡の竹だったというのは有名。

◆これにちなんで、10月21日は「あかりの日」とされている。日本電気協会などが、1981年に定めた。

◆1887年、ニュージャージー州のウォレストオレンジに研究所を作る。そこでは、映画撮影機が発明されている。

◆1910年、アルカリ畜電池の完成。
 エジソンの発明は、多すぎて書き切れない。彼は1300件以上の特許を得ている。

◆「発明の母」と呼ばれているのは、トーマス・エジソン。「発明の父」と呼ばれているのは、ベンジャミン・フランクリン。

◆参議院議員選挙にも立候補したことがある中松義郎(ドクター中松)は、「日本のエジソン」と呼ばれている。政見放送では、確か、
「フロッピー・ディスクを発明したドクター中松!!」
と話していた。

◆日本に、「ヤング・アインシュタイン&エジソン計画」という計画があった。
 第一線で働いている研究者や技術者を小学校、中学、高校に講師として招き、技術開発への関心を高めてもらうという狙いで、当時の文部省と通産省が共同で進める事業だったのだが……。その後どうなったのかは知らない。

【参考文献】
・世界史用語集  山川出版社
・Newton 世界の科学者100人  教育社


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