● おやじさん ●
さて、今日は表題の疑問についての回答ではないのですが、ちょっと無駄な知識として知っておいていただくと話のネタになるかな、と思いメールさせていただきます。
一般の方は「兆」という言葉をよくご存じのはずです。新聞、ニュースでもよく耳にしますからね。
ただ、この「兆」という数字を本当に理解して見えるのかというとほとんどの方が理解していないと思います。それを証明するために知り合いの方に以下の問題を出題してみてください。
【問題1】
1兆円の貯金を毎日100万円ずつ使っていくと、どれくらいの期間でなくなるでしょうか? 閏年は無視して1年365日で考えてください。
もちろんゼロの数を数えながらゆっくり計算していけば誰でも正確に答えることができると思いますので、解答者には直感で答えてくださるよう、お願いしてください。
私は今までに数十人に出題しましたが、正解はもちろん、「惜しい!」という方も一人もいませんでした。
大抵の方は数年、珍しいところでも数十年という答えが大半を占めました。中には数ヶ月という答えもありました。この答えによりその方の金銭感覚が試されるかも知れませんね。まあほとんどの方が庶民的な感覚です(笑)
できるなら国家予算等で「兆」という数字を扱ってみえる政治家の方々に是非ご解答いただきたい問題です。実際にはおよそ2700年ほど掛かります。
もう一つ「兆」を知るために問題を用意しました。
【問題2】
1,2,3,……と順番に数えて行き、1兆まで数えるのにどれくらい時間が掛かるでしょうか? 桁数が増えてくると数えるのに時間が掛かりますので、便宜上1秒間に3つ数えることが出来ると仮定してお答えください。
これも正解者はまったくいません(笑)
意外かも知れませんが、1年掛かっても1億まで数えられません。ってことは1兆数えるには1万年以上掛かることになります。正確な答えはゆっくり計算してみてください(笑)
以上のことから「兆」という数がどれだけ凄いのかお解りいただけると思います。皆さん言葉ではご存じなのですが、実際の大きさはまったくご存じありません。これらの問題により、その大きさを感覚的にでも知っていただけると楽しいかも知れません(笑)
★ありがとうございました。「兆」は、たいへんな数だということがよ〜くわかりました。「兆」は望みません。「億」でいいです。(星田)