★雑木話★感想集
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ありがとうございました。


第10集


感想No.100 (2000.10.06)

● 第百三十四段 ●  コーラなら大丈夫?

 バッテラさん   

 さて、ネックドイン缶の件ですが、丁度、缶が手元にありましたので、私も考えてみました。金属加工の専門家ではないので、あくまでも推測ですが、「材料節約」というのは、こういうことではないでしょうか?
 缶は、平板を型にハメる、「深絞り(ふかしぼり)」という加工方法で作られています。コップにティッシュをかぶせて、真上から指を突っ込んでみると、イメージが掴めると思います。ただし、金属板は、ティッシュのようにスルスルと引き込まれるわけではなく、引き伸ばされながら型の中に入っていくんですね。そうすると、周縁部、つまり三段腹にあたる部分は、かなり無理な変形をすることになります。すなわち、材料に余裕が必要ということです。そこで、この部分を先細にして、変形の度合を抑えてやれば、見た目以上に材料節約の効果があるのだろうと思われます。
 さらに、「取り数(とりすう)」の問題があります。規格ものの板から部品を打ち抜くわけですから、効率のよい取り方というのがあるのです。極端な例えですが、20cm四方の板から、10.1cm四方の板は、1枚しか取れません。しかし、10cm四方の板は4枚取れます。このように、ちょっと寸法を変えるだけで、材料の利用効率が大きく変わることもあるのです。
 きっと、他にも理由があるのでしょうが、いずれにせよ、完成状態での単純な面積比較以上の要素が含まれている問題だと思いますよ。

「取り数」については、とてもよく納得できました。目からうろこでした。(星田)


感想No.099 (2000.10.05)

● 第十三段 ●  「テレコ」ってやったことある?

 Kid Ayrackさん   

 これって前から知りたかったんですよ!!
 というのも、私はTV番組プロダクションに勤めているのですが、この言葉をよく耳にします。何かの略なのかと思っていろいろ人に聞いてみたりしたんですが、誰も知らなくて……。日本語だったんですね〜(驚)
 業界(?)では「AとBとをテレコで」という風に使います。「順番を入れ替える」とか「チェンジする」といった意味合いです。すこしニュアンスが違うのがまたおもしろいですね。
 では、またおじゃまします〜。

業界用語になってしまっているんですね。便利な言葉ですからね。(星田)


感想No.098 (2000.10.05)

● 第十三段 ●  「テレコ」ってやったことある?

 村中陽一さん   

 これ、子どもの頃、すごく不思議に感じたんですよ。当時、ファンタの「ぽっちゃり」と「やせ」が、同じ値段で売られているのは、どうにも納得できなかったものです。
 私が小学生の頃(昭和50年代)、普段、飲んでいたのは「ぽっちゃり」ばかりで、売られていたのも、そのタイプオンリー(もちろん、量の多い「ぽっちゃり」の方が嬉しいのですが)。
 ゆえに家族で海水浴や遊園地に行った際、売店で売られている「やせ」を初めて見たとき、「あれ??」といぶかし気に思ったものでした。
 しかも「ぽっちゃり」と「やせ」が両者が同時に出現したことを、未だに、ほとんど見たことがありません。今から思えばお笑い草なのでしょうか、大真面目に自分の目がおかしくなったような錯覚に陥ったこともありましたし。
 実は「二人」いたんですね! そう言えば仮面ライダーも二人いて、一人が「ぽっちゃり」だったなあ。
 でも二種類のタイプを用意して手品を披露すれば、幼児にはウケるかも?「さあ、この缶ジュース君を今からスマートにしてあげよう、はい!」
……なんてね(^^)。

私も必ず太い方を買うようにしております。けちなのでしょうか?(星田)


感想No.097 (2000.09.30)

● 第十三段 ●  「テレコ」ってやったことある?

 s.enomotoさん   

 私も「テレコ」という言葉を聞いたことがあります。段ボールを置くときに使われたのですが、次のように置くように指示されました。

  ――― ――― ――― 
  ―― ―― ―― ――
  ――― ――― ―――
  ―― ―― ―― ――

長方形の箱の長い方と短い方を互いちがいに置いて安定をよくすることでした。
 小学館の『国語大辞典』には(「手入れこ」の変化で、「手入れ」は手を加える意、「こ」は交互にする意という)と語源注記があります。「ていれこ」という言葉は平凡社の『大辞典』には次のように出ています。

 テイレコ 芝居楽屋通語。幕順を入れかへること。テレコ

「もしかしたら、関西の方言かもしれない」とのことですので、昭和26年に初版が出た『全国方言辞典』を調べてみたら
「てれこ [副] 交互。代る代る。大阪。」
と出ており大阪方言だったようです。(文楽や歌舞伎から出た言葉だとしたら、大阪で使われ始めたということも納得できます)
 なお、テレビ業界では「タレントやスケジュールなどを入れ替える」意味で今でも使われています。(「交互」の意味でバラエティ番組で使われていたのを聞いたこともあります)
 運送業では、伝票の貼りまちがいによる「誤配、誤着」の意でも使うようです。(『隠語辞典』には大阪の学生ことばとして「駄目・失敗」の意が載っています)

多くの文献にあたっていただき、ありがとうございます。(星田)


感想No.096 (2000.09.30)

● 第十三段 ●  「テレコ」ってやったことある?

 かつみーこさん   

「テレコ」については、私は落語で何回か聞きましたよ。私が聞くのは100%上方落語ですから、「てれこ」は関西弁だと思ったんですが、同じ演目(符帳)の関東の落語で聞いてみないと、真相はわかりません。
 今手元になるテープで確認したところ、「ちしゃ医者」という落語の中に出てきました。
 やぶ医者と言われている医者の手伝いをしている男が、その医者について
「本当はいい先生だ」と独り言をいう場面で、
「だんだんテレコテレコになったあんね」
と言います。これは、
「(先生のやっていることが)だんだん裏目裏目の結果になってしまって(残念だ)」
という意味で使われています。「テレコ」を単に物の「あべこべ」だけに使うのではなく、ここでは行為そのものの「あべこべ」(裏目にでる)にも使っています。

なるほど、落語にも登場するのですね。
  なお、かつみーこさんは、下記のようなメルマガ発行されています。ぜひ、購読を!(星田)

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感想No.095 (2000.09.20)

● 第一段 ●  きれいなチョウ、きたないガ

 村中陽一さん   

 映画『パピヨン』(1973)についての記述を見て、「ああ!」と思いました。昔『ザ・ハングマン』で山本陽子が「パピヨン」というコードネームで活躍、クライマックスで、胸にチョウの刺青をつけて登場してたんですよ。当時、
「何だ?この『パピヨン』って??」
と思っていたのですが、元ネタがあったんですね。初めて納得。
 しかし、「蛾」といえば、私は昔、モスラがすごく怖かったんですよ。昆虫の持つ、何とも言えな不気味さ、加えてあの無表情な顔……。平成の新作ではファンシーな、かわいい動物的フォルムでデザインされていたのも、生理面での配慮なのかも知れませんね。仮面ライダーもバッタそのものの顔だったら、怖いんでしょうね……(++;)。

『ザ・ハングマン』のパピヨン……、覚えてますよ。(星田)


感想No.094 (2000.09.20)

● 第一五五段 ●  大型で並の甘さのスイカ

 若旦那さん   

【メモ】で紹介されていた「黄色いスイカ」を買ってきました。7/19〜26の間、北海道をキャンプ旅行して、知床から釧路に行く道で見付け、2L玉1個を2980円で衝動買い。妻に怒られるが、お土産として家族には喜ばれる。3勝1敗かな?
 味は中の上。甘いスイカの香りは、上の中でした。色の濃いのが良いらしい。デンスケやダイナマイトより断然安いので、はやりそうです。
 旭川でしか生産されていないみたいですが、でも安い!

私も食べてみたいです!(星田)


感想No.093 (2000.09.07)

● 第十一段 ●  原子番号7番の窒素

 村中陽一さん   

 広重の実姓がちゃんと「安藤」とされていること、歌川派入門であることなど、ついつい浮世絵関連のものをチェックしてしまいました(もち正解です)。
 ただ、「7」を出すなら「ウルトラ警備隊七番目の隊員」のことも触れてほしかったなあ(^^;)。

村中さんは、以下の本の著者です。面白かったですよ。ぜひ。(星田)

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『真説・写楽は4人いた!/村中陽一著』(宝島新書)¥690 
 世界の美術界に名だたる浮き世絵師・東州斉写楽とは、実は有名絵師を中核
とするプロジェクト企画であった!? 写楽の謎めいた生涯はもちろんのこと、
江戸の大衆文化である浮世絵を、現代の大衆文化である漫画(オバケのQ太郎
等)を事例に、わかりやすく、解説。
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感想No.092 (2000.08.26)

● 第一五五段 ●  大型で並の甘さのスイカ

 Happyさん   

「太陽」と言う名のスイカ、きれいですね。食べてみたいなぁ。
 最近スーパーで、皮が真っ黒(かろうじて縞模様は見えるけど)を見つけました。なんと名前は「黒太陽」! 不思議なつながりにちょっとびっくりしました。

「黒太陽」! それは、ぜひ、見てみたいですね〜。(星田)


感想No.091 (2000.08.23)

★雑木話★への激励のお便り!

 よしろうさん   http://village.infoweb.ne.jp/~fwhv3839/index.htm

 いつも、メールマガジン「社会人の知恵袋――★雑木話★」を愛読しています。いろんな情報・ネタをどのようにして、仕入れられるのかいつも疑問に思っています。
 きっと素晴らしい情報収集能力を備えた近代設備を持っておられるのでしょうね。

私の近代設備は、このノートパソコン一台です。
 情報・ネタの仕入れについては……、う〜ん、努力の積み重ねかな?(星田)


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