★雑木話★感想集
[★雑木話★ TOP]  [バックナンバー]  [メルマガ版★雑木話★の登録・解除]
[第1集]〜  [第11集]
[第21集]  [第22集]  [第23集]  [第24集]  [第25集]
[第26集]  [第27集]  [第28集]  [第29集]  [第30集]
[第31集]

ありがとうございました。


第29集

感想No.290 (2008.04.01)

● 第百三段 ●  「シャープ」の「シ」

 maroさん  

》 ◆音階が1オクターブ上がると、振動数はちょうど2倍になる。うまくい
》きすぎていて、不思議だ。

という文章がありましたが……。
 ちなみに、むかしむかし「音階」が考えられたころ、「ドレミファソラシド」と振動数の関係には、

「ドとオクターブ上のド=1:2」
「ドとソの関係=2:3」
「ドとファの関係=3:4」
「ドとミの関係=4:5」
「ドとレの関係=8:9」
「ドとラの関係=3:5」
「ドとシの関係=8:15」

という整数比の関係がありました。
 これは、「整数比だと、2つの音の波形の『山』と『山』・『谷』と『谷』が周期的に重なる」ので、「2つの音が気持ちよく重なる=調和する=ハモる」ためです。
 で……、こうして「ドとソはハモる」「ソとレはハモる」「ファとドはハモる」「シ♭とファはハモる」とか、「ドとミとソはハモる」「ソとシとレ
はハモる」「ファとラとドはハモる」とか、あるいは「レとファ#とラはハモる」とか洗い出していくと、概ね「12個の音」で音楽が表現できることが判りました(この音階を『純正率』といいます)。
 ところが、この方式だと、特定の和音において「ウルフ wolf」と呼ばれる著しい不協和音を生じることがあります。また、すべての長・短調が自由に使用できないという不都合が生まれます。
 たとえば、純正律のトの音とイの音は、ハ長調のソとラの場合は9:10であるのに、ト長調のドとレの場合は8:9になってしまいます。微妙に異なった音になってしまいます。
 これでは、「ハ長調」とか「ト長調」とか、調子が変わるごとにチューニングを変えなければならないということになります。
 そんなことはできない……ということで、「12の音があるのなら、12等比で振動数を決めてしまおう」というわけです。
 このように「1オクターブ=1:2」の間を12乗根比で刻んだのが、今の音階『平均率』です。
 で、最初の「整数比の音階」を、この『平均率』に当てはめてみると「ドとレの間」「レとミの間」「ファとソの間」「ソとラの間」「ラとシの間」は概ね「刻み2個分」あり、「ミとファの間」「シとド」の間は、概ね「刻み1個分」しかないのです。
 というわけで、「刻み2個分=全音」「刻み一個分=半音」で、ピアノの鍵盤の「ミとファの間」「シとド」の間には黒鍵がないのです。
 余談ですが、私、ギターを少々やっております(といっても、コードを掻き鳴らす程度ですが……)。
 で、普段は、「ハーモニックス」という手法でチューニングしていました(ギターの「ハーモニックス」とは、弦に軽く触れて、倍音のみを鳴らす方法です)。で、「6弦の4倍の音と、5弦の3倍の音を、同じにする」なんて方法で、チューニングができるのですが、この方法でチューニングすると、「カポタスト」を使ってキーを変えたときに、和音が微妙に濁るんです。
 先日、「チューニングメーター」を使用してチューニングしたら、「カポタスト」を使ってキーを変えても、和音が濁りませんでした。
 ハーモニックスによるチューニングは「整数比(純正率もどき)」。チューニングメーターによるチューニングは「平均律」。実感しちゃいました。

 ★文章だけで説明するのは、とてもむずかしいですね。音を伝えられたらいいのになぁ。

 

感想No.289 (2008.03.14)

● 第百四十段 ●  缶に入った牛乳

 ぱなしぇさん  

 牛乳のお話、拝読しました。
 わたしが現在住んでいるシリアでは、ペットボトル入りの牛乳もあります。
 1リットルで、約100円弱ほどです。賞味期限は製造日から4〜5日ほどです。逆に紙パックはありません。
 ヨーロッパでは、紙パックもありますが、それは要冷蔵、保存がきかないタイプで、他に長期保存型のプラスチック容器(または紙でできた長方形の箱タイプ)での牛乳ボトルが主流です。シリアにも、それもあります。ペットのよりちょっと安いです。

 ★シリアからのメールだったのですか? うれしいです。

 

感想No.288 (2008.03.12)

● 第百四十段 ●  缶に入った牛乳

 カプさん  

 イタリアではペットボトル入りの牛乳は一般的なんですよ。
 が、賞味期限が短いんですよね。やはり「殺菌」と「日持ち」が関係しているのでしょうか。

 ★日本でも、ペットボトル入り牛乳への動きがあるようですね。

 

感想No.287 (2007.12.18)

● 第百段 ●  100匹のマルムシ

 taharahiroさん  

 虹に虫偏があるのはなぜか、ということですが、虫という漢字はもともと蛇を表わす言葉で、虹の形が、ちょうど蛇が身を伸ばした格好と似ていたので、虫偏が付いたのだと、漢和辞典に書いてありました。

 

感想No.286 (2007.12.11)

● 第百段 ●  100匹のマルムシ

 pjughkさん  

 はじめまして。いつも配信楽しみにしてます。

》羽は4枚とはかぎらない。ハエやカは2枚しかないし、アリやノミには羽が
》ない。しかし、昆虫だ。彼らの場合は、羽の枚数が減ってしまったと考えれ
》ばよいだろう。基本的には、昆虫には羽が4枚あるのだ。

と書かれましたが、実はハエやカにも羽は4枚あります。退化して小さいですが、バランスをとるために使われるそうです。

 

感想No.285 (2007.12.11)

● 第百段 ●  100匹のマルムシ

 YOSHYさん  

 いつも楽しいメルマガありがとうございます。
 さて、ハエとカについてです。
 ハエとカは、「双翅目」といい、後ろバネはその痕跡が棍棒とか団扇形の突起として残っているそうです。したがって、解剖学的には4枚の羽があると言うことです。
 女王アリですが、羽があるとき(産卵前)は、スマートな一回り大きい「アリ」で、産卵を始めるとあの身体になるそうです。

 

感想No.284 (2007.12.08)

● 第百七十四段 ●  −196℃って、何の温度?

 アンギラスさん  

 ソーセージに用いられる腸は羊などの小腸ですが、全体を使うわけではなく、腸の内部の粘膜層と外側の筋肉層の間で両者をつなぐ働きをしている「基底層」を用います。この基底層は、テニスラケットやギターのガットにも用いられていますそういう組織ですから、脂肪(あるいは脂肪を含んだ組織)で出来ているように思えません。
 78℃を超えないように、やかましく言われた理由を推測しますに、基底層には粘膜組織から吸収した栄養分を送るための血管が通っていた微小な穴が開いています。豚肉などの肉類は80℃以上の温度で調理すると縮んでしまい、その穴から肉汁などの旨味成分が流出してしまうからではないでしょうか。
 脂肪のとける温度は、動物の種類によって違いますが、高いとされている牛脂でも40〜45℃程度(豚脂肪はそれより低く、鶏は更に低い。具体的な数値は失念)なので、78℃では既に溶けきってしまった後だと思います。
 実際に含まれているかどうかは解りませんが、基底層に「コラーゲン」が含まれてたとすると、水分の多い状態で長時間加熱すると水を吸って「ゼラチン」に変化します。
「ゼラチン」は大変弱い物ですから、皮が破れるということはありえる話ですが、実際は実験をしたことがないので解りません。
「肉の旨味成分が流出してしまうから」というのが、最もシックリくる理由だと思います。
 余談ですが、ヨーロッパには、膀胱や盲腸の基底層に肉を詰めたソーセージのようのものもあるそうです。

え? 膀胱に肉を詰めるのですか? 知りませんでした。

 

感想No.283 (2007.10.27)

★雑木話★への激励のお便り!

 Joeさん  

 いやー、実にすばらしいサイトです。感激至極です。
 メールマガジンを楽しませていただいていたのですが、今日初めてこのサイトにアクセスしました。
 私のマシーンは、いまだもってWindows98なのです。56kでダイヤルアップしてますので、貴殿のように軽いサクサクいくサイトは、実にありがたいのです。
 内容は申し分ありませ。総てクリックできるところはクリックしました。ゆっくりと楽しみます。本末筆ながら、ますますのご清栄を祈念もうしあげます。

サクサク読めるのは、多分、私のHPの作る能力が低いからだと思います。(星田)

 

感想No.282 (2007.09.26)

・ 第九段の一 ・  模造の模造の模造

 下手な鉄砲さん  

 私は、文房具屋さんで売られている模造紙のことを「B紙」と呼んでいます。
「B紙というくらいだから紙の大きさはB0? それにしては随分小さいからB1に違いない」
と長い間信じてきました。
 先日ふとした機会に、模造紙はB1だから3回折ればB4になるはずだと試してみました。そしたらB4よりもかなり大きいじゃないか。どうしたことだ?
 それで模造紙のことを調べ始めてここにたどり着いたのです。「模造の模造の模造」という歴史があったとは驚きでした。

私は、「B紙」という言葉を知りませんでした。(星田)

 

感想No.281 (2007.07.13)

● 第百六十一段 ●  今さら、お粥の作り方

 佐治さん  

 粥について、
 私の地方では、「米ちゃ」とも言います。米と水を1:9の割合で作ります。粥の中にお茶の葉を布で包んで入れます。茶色いお粥が出来ます。
 また桜粥は、塩付けの桜の花を入れます。美味しいですよ。
 粥は、災害が発生したとき、すぐに炊くことができますから、災害救助食料として重宝されますよ、特に冬場は寒さをしのぐのに最適です。
 玄米からも出来ます、防災訓練にぜひ作ってください。

「非常時にこれがあると便利」というものは、我が家では懐中電灯くらいしかありません。(星田)

 


[このページの先頭に戻る]