★雑木話★感想集
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ありがとうございました。


第27集

感想No.270 (2005.11.28)

素朴な疑問 No.460 「キーボードの配列」

 うにうにさん 

 今回の回答をを読んで、ちょっとびっくりしました。京大の安岡孝一先生が読んでおられた(だけでなく回答まで)なんて。
 安岡先生といえば、我が国では文字コードに関する第一人者で、多少とも文字コードに関心のある人なら、先生のサイトを何度か訪れたことのある人も多いことでしょう。
 実は、今回のこの疑問を見たとき、回答を送ろうかどうしようかと迷ったのですが、詳しい回答がたくさん寄せられそうな気がしたので、とりあえず様子を見ることにしました。
 そのとき、安岡先生が書かれた文章を以前サイトで読んだ覚えがあったので、そのことが一瞬頭の隅をちらりとよぎったのですが、まさかその著者直々の回答が寄せられるとは、このメルマガって実はすごいのかもしれません。

そうですね。じつはすごいのかもしれません。(星田)

 

感想No.269 (2005.09.30)

● 第六十三段 ●  デシよりデカいヘクト

 たつみさん 

 いつもメールマガジンを楽しみしております。
 先日の号に掲載された貴殿の著書の感想にて(私もさっそく購入して、読ませていただきました。面白かったです)、長さの単位にdm(デシメートル)が使用されているとの報告がありましたが、実は私が現在仕事で関係している「めっき」業界にもそれがあります。
 工業用クロムめっき等の電気めっきでは、被めっき面に流す電流の量を一定にするために、電流密度(電極間を流れる電流値を被めっき面積で割ったもの)という管理値を用います。
 この面積を表現するのにdm^2(平方デシメートル)を慣用的に使用します。理由はわかりませんが実際に良品条件では、20〜50A/dm^2 という値になります。

本を買っていただき、ありがとうございます。
 こうやってお声を頂くのが、本当にうれしいです。(星田)

 

感想No.268 (2005.09.06)

● 第六十三段 ●  デシよりデカいヘクト

 うにうにさん 

 『単位171の新知識』は、発売になってすぐ買いました。
 残念ながらいまめちゃくちゃ忙しくて、まだゆっくり読めていないのですが、さすがブルーバックスだけあって、立体とイタリックの区別がきちんとできていますね。
 ところで、今回の雑木話で、

》◆1リットルの10分の1が、1デシリットル。他の場面で「デシ」が使われ
》ているのを知らない。

とのことですが、私の母が使っていた50cmの竹尺の裏面には、「5dm」と刻印されていました。今でも実家にいくとあります。

ほう、「デシメートル」は、使われていたのですね。
 本のご購入、ありがとうございます。他の方もぜひ!(星田)

 

感想No.267 (2005.08.05)

● 第四十五段 ●  お茶しない?

 ガビィーさん 

「お茶しない」を読みました。
 日本で英語だけを使って周りの反応を見るというのは、面白い遊びですね。でも、これは誰でもできることではありませんから、そうそう一般には普及しないでしょう(笑)。気をつけないとウエイターさんの方が上手かったりすることもありますしね。
 私は日本に居たときにアルバイトでモデルをしていたのですが、外タレモデル友達とつるんで出掛けるとき、よく困ったものでした。ディスコに行くと、男性が寄って来るでしょ? で、外人モデルが珍しいから、日本人と思われる私に、
「ねぇ、彼女にこれ言ってよ!」
とか、通訳を要求してくるんです。ひっかけたかったら自分でくどくのが男でしょ…と思うので、
「ハワイの日系2世だから、日本語は話せるわけではないんです」
と英語で断るようにしていました。
 そうすると、男性は「おれ、あの女が良い」とか、「ちくしょ〜」とか日本語で言ってるのです。それを聞いて、「おバカだな…」と一人で楽しんで笑っていたものでした。
 私の住むバンクーバーは日本人も多いし、日本語を勉強しているカナダ人も多いので、逆に日系の友達とバスの中で日本語会話をしていると、横でくっくっくと笑っている白人兄さんとかが居るので、びっくりします。本当、海外で日本語を話していても聞かれている恐れがあるので、お気をつけください。

はい。気をつけます。(星田)


感想No.264 (2005.07.28)

● 第百七十一段 ●  視力検査のC

 Tachuさん 

 ポイントカードの書き込みについて、家内が「不思議だ」と言うので、検索していたら、貴HPで見事に説明されていた方があって、とても参考になりました。ありがとうございました。
 メルマガのバックナンバーを見ていたら、「視力」についての号で、カタカナの視力表について疑問が出されていましたので、私が昔覚えていたのを教えます。記憶違いということもあります。

  右側が上から、コナルカロフニレコヒレフ
  左側が上から、レカヒナコカルロヒレコフ

だったと思います。

これ、暗記しているのですか?(星田)


感想No.263 (2005.04.21)

● 第三十八段 ●  ダブルの悲劇

 picorinoさん 

 ウイスキーのダブル60mlというのは、オンス(リキッドオンス:コーラの缶などに12ozとか表示されていますね)の2倍ということなんです。
 アメリカオンスは29.57ml、イギリスオンスは 28.41ml、ちなみに重量としてのオンスは28.35g。

そうか! その「ダブル」を忘れていました。(星田)


感想No.263 (2005.03.27)

● 第七十三段 ●  完全数を見つけよう!

 西澤明人さん 

 ★雑木話★、いつも楽しく拝読させていただいております。
 今回の「#541完全数を見つけよう!」の中で、私の得意分野、野球の話題がありましたので、お便りさせていただきました。
 かつて、「不完全な完全試合」があったことをご存じですか?
 1994年5月18日、読売ジャイアンツvs広島カープ(福岡ドーム)で槙原寛己投手(読売ジャイアンツ)が相手チームに全く出塁を許さずに無安打・無得点・無四死球で勝ちました。
 ところが読売ジャイアンツの選手(長嶋一茂と記憶してたのですが……。違うかもしれません。)がその試合でファウルフライを落球しており、スコアボードには失策1が記録されていました。
 しかし、当日のプロ野球ニュースでは「槙原完全試合達成!」という見出しとともに、槙原と三塁を守る一茂のガッツポーズが映し出されており、どうやら現在に至るまであの試合は世間的には完全試合と認められているようです。
 アンチ読売の間では、
「槙原は完全試合なんか達成してへんわい!」
という定説になっていますが……。

野球には疎いので、そういう話は初めて聞きました。(星田)


感想No.262 (2005.01.27)

● 第八十四段 ●  香川県は広いぞ

 西澤明人さん 

 初めてお便りいたします。
「香川県の面積」で検索して貴HPに辿り着きました。
 と申しますのは、2005年2月1日に岐阜県高山市が周辺二町七村と合併して、北海道足寄町を抜き、日本で最も面積の広い市町村となるとのニュースを見て、香川県との面積比較をしてみたかったからです。
 合併後の新高山市の面積は2179.35平方キロで、香川県、大阪府をまとめて抜き、東京に迫る広さとなりました。ちなみに、合併前の高山市の面積は139.57平方キロですから、膨張率は15.6倍ですね。
 この後も市町村合併で更にランキングが変わる可能性もありますね。
 それでは、また。

そうですね。市町村合併で、新しい名前の市町村がかなり増えました。一度本腰を据えて、チェックしたら楽しそうですね。(星田)


感想No.261 (2005.01.13)

■名数クイズ■ 「日本三大古墳」 を読んで

 ZACさん 

 三大古墳の話が載っていましたので、僭越ながら少々コメントを。
 世の中に「三大○○」はたくさんあるようです。「三大美人」とか「三大ガッカリ」とかは客観的基準を設けようのない「三大」ですし、客観的基準を設けることができても、その客観的基準からみて大きな方から順に三つを選んだ「三大」がどれだけあるのかは、ちょっと疑問もあるところです。
 ところが、「三大古墳」は珍しく(?)客観的基準に照らして「三大古墳」といえるものです。
 古墳の「墳丘」の部分の縦の長さを基準とし、長い方から1番目(486m)、2番目(420m)、3番目(365m)が挙げられている「三大古墳」なのです。ただし、墳丘に用いられている土の量=容積などを基準とすればこの順番は変わります。
 墳丘の長さが150mを越える古墳は70以上ありますが、なぜ「二大古墳」とか「四大古墳」ではなく「三大」なのか?
 通常「三大○○」だから、というのが大きい理由かもしれませんが、4番目に大きな古墳が「天皇陵」ではないこと(所在地が吉備(岡山)であり「地方政権」の首長の墓であること)もその理由かもしれません。
 4番目に大きな古墳は3番目に大きな古墳より5mしか墳丘が短くないのですから、「○大古墳」の仲間に数えられてもよいような気もします。
 ところで、ここで「1番目に大きな古墳」というように書いたのには、理由があります。
 その古墳の名称が「現在」変わってきているからです。
 星田さんや私が中学生のころは、「仁徳天皇陵」と教わってきました。たぶん当時のほとんどの文部省検定済み教科書や参考書、百科事典類などがそう記述していたと思います。
 しかし、それより前から、考古学や古代史の本では、「仁徳天皇陵」は「大仙古墳」と表記されてきました。
 そして、数年前から、頭が固くなかなか学会の通説を認めない文部省が検定した教科書でも「大仙古墳(伝仁徳天皇陵)」か「大仙古墳(現仁徳天皇陵)」と表記するようになりました。
 これは、古墳の埋葬者が本当は不明であり、仁徳天皇の墓だと伝えられているとか、仁徳天皇の墓であると現在みなされているという意味を表記したものです(どうして不明なのか、どうして不明なのに個々の天皇陵が決められているのか、どうやって誰がきめたのかは長くなるので省略します)。
 ということで、紹介していただいた「三大古墳」の名称は、正しくは、「大仙古墳」、「誉田御廟山古墳」、「上石津ミサンザイ古墳」なのです。覚えにくいですが、本当なので仕方ありません。古代史オタクの自分とJしても、ちょっとつらいところです。
 無論、クイズ番組等で「三大古墳」を仁徳、応神、履中の天皇陵と回答しても間違いにはならないと思います。通称として用いられていることには違い有りませんので……。
 先日、念願かなって、大和の「やまのべの道」を歩くことができました。箸墓古墳(卑弥呼の墓とも言われている)や行燈山古墳(実在した最初の天皇といわれる崇神天皇の墓?)などを間近で見て感動しました。

はい、私は、「仁徳天皇陵」と習いました。(星田)


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