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ありがとうございました。


第28集

感想No.280 (2007.05.22)

● 第百六十段 ●  指関節曜日判定法

 koridorasuさん  

 星田様、はじめまして。
 小学生の頃、「指関節曜日判定法」を知り、最近いろいろの場所で話をしていたのですが、ひょとしてWeb上にないかとと思い検索しましたら、星田様のHPが一番にヒットしました。
 やっぱり知っている人がいるのだと感動しまして、メールしました。

ありがとうございます。うれしいです。
 「指関節曜日判定法」は、人前で披露するとたいてい驚かれます。(星田)

 

感想No.279 (2007.05.01)

● 第四十三段 ●  積もる話、埋もれる話

 アンギラスさん 

「六甲山」の名前の由来は、難波津からみて、大阪湾をはさんだ【むこう】岸にある大きな山で、「むこの山」と呼ばれていた。そこで、

  む=六、こう=甲

という字を充てたという説もありますね。
 武庫川なんかも、そのノリだという説がありますね。

地名のいわれって、様々な説があって、本当に面白いですね。(星田)

 

感想No.278 (2007.02.03)

● 第百三十五段 ●  ず〜と影だと思ってた

 平賀章三さん(奈良教育大学理科教育講座地学) 

 流紋岩の語源について書かれている本がありましたので、引用します。

『地学の語源をさぐる』歌代勤・清水大吉郎・高橋正夫、
東京書籍、\1800、昭和53年1月10日 第1刷発行 から
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流紋岩 Rhyolite ライオライト
 ギリシャ語rhyax(熔岩の流れ)と-lithos(石)に由来し、1860年フォン・リヒトホーフェンの命名。ギリシャ語のrhein(流れる)は、このrhyaxと同系で、英語stream(小川)と類縁関係にあたる。
 ちなみに音・意義の似ている「ライン川」(Rhine)は、ローマ帝国のゴール地方のゴール名レノス(Renos)からきている。レノスは「上る・日の出」であり、ライン河が、ゴールの東、日の出の方向にあったからである。つまり全くの別語。
 流紋岩の訳は、小藤文次郎(明治17年・1884)である。
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ところで、

》  火山岩……マグマが地表に噴出して生じた火成岩を噴出岩
》  深成岩……マグマが地下深部に貫入して生じた火成岩
》  半深成岩……比較的浅い部分に貫入して生じた火成岩

についてですが、現在、国際的には「半深成岩」という分類名は使われなくなっています。また、「火山岩」にしろ「深成岩」にしろマグマの冷却速度を反映した岩石組織(斑状組織/等粒状組織)に基づいた分類といった方が、より適切でしょう。

ということですので、とりあえず、HP上では、「半深成岩」について削除します。勉強になりました。ありがとうございました。(星田)

 

感想No.277 (2006.08.03)

素朴な疑問 No.513 「磁器と陶器の違い」

 トンビーさん 

 まいけるさんの回答を読みました。素晴らしい回答で感動しました!
 土器と陶器と磁器の違いが根本から全て理解できた気がします。土器から陶器、磁器へと発展してきた歴史も分かりました。磁器へと至るまでに何百年も何千年も、どれほどの試行錯誤が繰り返されてきたのだろうかと想像すると本当に「へぇ〜」です。驚きすら感じます。
 また、陶器や磁器というとまず観賞用のものをイメージしがちでした。でも、当たり前ですが生活用品の中にもいっぱいあったのですね。コーヒーカップに取っ手がある理由、玉露には磁器を利用する理由、など、カップ類に関する解説はまさに目からウロコでした。
 とにかく、私にとってはジャストミートといってもよい知識をいただけました。ありがとうございました。

本当に、大変詳しくてわかりやすい回答でした。「詳しくて」しかも「わかりやすい」というのは、実は大変むずかしいのです。(星田)

 

感想No.276 (2006.07.13)

● 第七十五段 ●  時計に関する右、左

 一二三さん 

「針」に関していくつか載っていたので、「針」関連の地名をひとつ。

「擦針峠」
 滋賀県彦根市鳥居本町にある峠で、伝承で「空海(?ちょっと覚えてませんが、それくらいの時代の有名人)がこの地を通りかかったときに、斧だったか鎌だったかを砥石で擦っている老婆がいた。何をやっているのかと聞くと、「一本しかない針を折ってしまったので、これを擦って針を作る」のだと聞かされ 云々……

――という話があったと思います。細かいところ曖昧ですが、大体はこんな話です。
 ちなみに、同じ「擦針峠」という峠が山梨県にもあるようです。ただ、ここに上記のような伝承があるかまでは知りませんが……(^^;

す・すごくダイナミックなお話ですね。(星田)

 

感想No.275 (2006.04.14)

● 第六十七段 ●  六十三の目

 新山英輔さん 

 鋳物屋にとって「ダイカスト」の「ダイ」は「型」ですが、もともとは「運命」というようなラテン語源から、dieは

  (1) サイコロ  および  (2) サイコロあそび

を意味したことばで、さらにその形から

  (3)四角いもの(さいの目に切った野菜など)

をもdieというようになりました。たとえば「The die is cast.」は「サイは投げられた」だし、「as straight as a die」は「四角四面」のことになります。このdieの複数形はdiceで、いまではサイコロはdiceとよぶのがふつうになり、dieという元の言葉のほうはほとんど忘れられて単数でさえone diceというように変化しました。
 ところが一方、金属を鋳造、鍛造などで加工するための型もサイコロのように四角であったことからdieとよぶようになりました(具体的には何のためのどんな型をさしたのか、よくわからない)。ところがこれの複数はdiceでなくてdiesです。
 線引き用のdieなどは四角ではなく、むしろ丸に近い形になっていますが、それでもdieです。これを日本ではなぜかダイスと複数形で呼ぶ習慣になっているようです。
 日本のダイカスト関係者は「型」のことを「金型」とよぶことが多く、「ダイ」とか「ダイス」、あるいは「鋳型」とか「mold」という言葉もあまり使わないようです。逆に「砂型」はもちろん「die」ではなくて、「mould」「mold」であり、日本語でもふつう鋳型といえば砂型をさすことが多いようです。
 なお「die=死ぬ」は発音もつづりも同じですが、「die=型、さいころ」とはまったく別の言葉です。

「ADSTEFAN」様のホームページからの引用をご了解いただきました。ありがとうございました。
 下記のサイトの「鋳物言葉」のコーナーでも読むことができます。(星田)
  
http://www.adstefan.com/


感想No.274 (2006.04.06)

● 第七十五段 ●  時計に関する右、左

 がびぃさん 

 今回の「針特集」?に、ひとつ追加を……。

》◆「待ち針」とは、よくいったものだ。布がずれないようううに、針仕事が
》完了するまで待っていてくれる。

 マチバリのことを、ここでは「待ち針」とされていますが、私は「小町針」からマチ針になったと習いました。
 現に、マチ針が入っているケース(あの時分は紙のパウチみたいな袋でしたが)には小野小町の絵が描かれています。小野小町なので、正面は描けない程美しい故に、百人一首の札でもご存知の、後姿が描かれている小町の絵です。小野小町はsoul mateである深草の少将と結ばれず、儚くもその一生を一人で過ごすことになった平安時代の絶世の美女です(百夜通いの話しはご存知ですね?)。
 ゆえに、小野小町は処女の代名詞。穴が開いているべき針に穴が無い針は、“小町のような針”ということで、「小町針」と言われると習いました。
 なんだかセクシー?なネーミングと言うか、人のプライベートなことを吊るし上げて商品名にした昔の人ってヒドイと思うのは、私だけでしょうか……?
 小町ブランドのマチ針、探してみてね。思いを平安京に馳せてください。

私は、これを聞いて「小町針」もいいなって思いましたよ。(星田)


感想No.273 (2006.03.16)

● 第六十七段 ●  六十三の目

 みちさん 

 双六のルールですが バックギャモンのことだと聞いたことがあります。確
かに浮世絵のような物の絵には6x4の盤が出ていました。
 なんでも あまりに賭けがはびこって仕事をしない輩が増えて 当時の殿様
に禁止令をだされたのだとか……。聞いたことありませんか?
 昔バックギャモンに凝って調べたときに見ました。バックギャモンで検索す
ると、この絵にあたるかもしれません。

バックギャモンのルールって、かなりややこしいそうですね。(星田)


感想No.272 (2006.01.20)

● 第六十一段 ●  優勝決定戦だ!

 トンビーさん 

 計算上はともかく、AとBが戦ってその勝者XとCが戦い、その勝者と第1戦の敗者Yが戦うという場合、3者の力が互角なら、第1戦の勝者Xはかなり疲労が残るはず。疲れているXと第2戦で戦うCは勝てる確率がかなり高い。しかも、互角状態ではなくなっているから、あまり疲労せずに勝てる確率が高い。
 第3戦は、第1戦で互角の勝負をしてかなり疲れているはずのYとあまり疲れなかったはずのCとの戦いではCが有利なのはあきらか。
 よって、確率の計算とは逆にCの優勝確率は最も高くなると思われる。

それはともかく、朝青龍の絡んだ巴戦を早くみたいものです。(星田)


感想No.271 (2005.12.09)

● 第六十一段 ●  優勝決定戦だ!

 あーさん 

 3人での優勝決定戦(巴戦)では、最初に対戦する力士が14分の1だけ有利というのは本当ですか? 実際の優勝力士がどの順番だったかを比較すると面白いかも知れませんね。
 ただ、どの順番で取るにしても、最初の一番に負けたら自分の優勝はないと力士たちは考えてると思うので、心理的な有利不利はないと思いますよ。
 それに巴戦というのは、休憩がほとんど無く続けて取るのが特徴で、息の上がった状態で取る2番目の取り組みをいかに勝つのかということなんですよ。
負けたら少し休めて、呼吸を整えられます。体力温存なんて考えていたら負けますしね。
 気力、体力の、本当の勝負で、結果、真に強い力士が優勝できるのだと思っています。単なる優勝決定戦よりも、巴戦になるとワクワクします。そういう相撲ファンは多いのではないでしょうか。

最近の大相撲では、巴戦はなかなかありそうにないですね。(星田)

 


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